我が故郷・モスルを訪ねたイラク小児科医の物語り ~アラブ、クルドそして日本をつなぐ医療活動~

久しぶりにトゥルーウェーブ主催のイベントを開催することになりました。大好きなイラクのことをたくさんの方々に知ってもらいたくて企画しました。イラクや中東情勢に詳しくなくても分かるような内容になっています。ちょこっとでも、「あ!興味あるかも・・・」と思った方は、是非ご参加下さい~☆

日時:2017年12月8日(金)19:30-21:30

ゲスト:リカァ・アルカザイル(小児科医・JCFスタッフ)
    加藤 丈典(JCFスタッフ)

会場:下北沢・ダーウィンルーム<2F>ラボ

料金:¥1500(美味しいコーヒーか紅茶付き)

申し込み:こちらから。

主催:トゥルーウェーブ
   認定NPO法人日本チェルノブイリ連帯基金(JCF)

協力:好奇心の森「ダーウィンルーム」

**********************************************************************************

過激派組織IS(イスラム国)はイラク第二の都市・モスルを占拠し、キリスト教徒で小児科医のリカァ・アルカザイルは迫害され、3年前に来日した。

今年の7月、イラク政府はISからのモスル解放を表明し、リカァ医師は1ケ月間、解放後の故郷・モスルを訪ねた。教会や文化財、病院などは破壊され、戻るに戻れない状況が続いている。そして破壊されたのは物だけではない。住民の信頼関係、人と人とのつながりも破壊されてしまい、元の生活に戻るのは不可能だと、リカァ医師は言う。

モスルから車で1時間程の場所にある北イラク・クルド自治区の都市アルビルには、ISから逃れて来た避難民が約40万人暮らしている。そのアルビルで避難民の医療支援を行っているのが認定NPO法人日本チェルノブイリ連帯基金(JCF)である。病院がない地域に病院を造り、薬品を供給している。これは実は、アラブとクルド、そして日本が協力して行っている活動である。

しかし9月25日に実施したクルド独立を問う住民投票により、今のイラクは混迷している。イラク現地スタッフの加藤丈典は「ISがいなくなっても、支援が必要な人たちはまだたくさん存在します。そのような現状を知ってもらいたい。」と。
今まであるようでなかった、イラク人がイラクを語る機会、そしてイスラム世界に精通している加藤が、分かりやすい言葉でそれを補強してくれる。

スポンサーリンク


スポンサーリンク