ノクシカタ、という刺繍

シャプラニールは、いくつかの国を支援しているが、
そのうちの一つに、バングラディシュがある。
バングラディッシュはもともと「東パキスタン」だったが、
西パキスタン(現パキスタン)と紛争・独立戦争を経て、
1971年に現在の形となった。

いつからはじまったのか・・・
その起源は分からなくなってるものの、
1600年代には、存在していたと言われている、「ノクシカタ」。
ノクシカタとは、バングラディッシュの伝統刺繍のことで、
大きさや難しさは、ピンキリ。
かなりの値打ちがあり、娘の花嫁道具には欠かせない。
しかしいつの頃からか、その伝統技術が忘れ去られ、
パキスタンの社会から消え去りつつあった時、
シャプラニールの手により再発見されたのである。

syapura
3月上旬、表参道のあるビルの中で、
ノクシカタの展示、販売のイベントが行われた。
現在、ノクシカタの復活は、バングラ全土で
見られるわけではなく、
まだまだ一部地域のみとのこと。

ノクシカタを作ることで、多くの女性が収入を得、
自尊心が芽生え、社会での経済的自立を獲得する。
もう、夫に頼るだけの人生ではない。
子どもに充分な教育を受けさせることができる。

ノクシカタには、女性のキラキラした煌きが凝縮されており、
全てがとても美しい

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サカナたちの瞳に心奪われ、
思わず衝動買い!

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