草の根援助運動では、
インドで「出産キット」を配って、
保健衛生に関する知識を広め、
新生児死亡率を低下させた。
その話を聞いたとき、
「同じことをやっても、ニーズが合わないと
成果あげないところがある」と、改めて思った。
フィリピンで助産院を開業しているナースのところに、
JICAが配った「出産キット」をもって、
やってくる女性たちがいるという。
しかも、何に使うのかきちんと説明を受けていないので、
キットの中は滅菌されているのに開封して持参したり、
子どものおもちゃになってたりするという。。。
JICAは、余ってしまったものを、手当たり次第に配布していた。
しかし、フィリピンのその地域では、そこそこ衛生が保たれているので、
「出産キット」を配布する必要性がないのだ。
なので、そこでは、キットを配布しても、
「新生児死亡率低下」に繋げることはできなかった。
その地域で、新生児死亡率が高い原因は他にあるのに、
問題点を追求しないで、ただ機械的にキットを配っていたのだ。
う~~ん、、、
もったいないですね~~。
無駄ですね~。。
でも、国レベルの援助って、
こういうものなのかもしれないですね、残念ながら