世界に存在するストリートチルドレンは、
3000万とも1億とも言われています。
ストリートチルドレンの原因は、
「貧しくて身寄りのない子ども」と、
一般的に思われてるかもしれませんが、
子どもたちの多くには両親がいます
子どもたちが家族の元を去る一番の理由は
親(多くは義理の親)による虐待です。
では、なぜ親が子どもに虐待をするようになったのでしょうか?
子どもたちは生きるために、朝から晩まで働きます。
そして親から虐待を受けた過去がある子どもたちは、
そんな悲惨な日常から逃れるために、
ドラッグに手を出すことが、多々あります。
レイプや売春により妊娠する少女たちもいます。
警察は子どもたちの味方ではありません。
子どもたちの稼いだお金を狙って不当に逮捕したり、
性的暴力を加えることもあります。
時には殺してしまうこともあります
途上国ではストリートチルドレンを施設に収容し、
職業訓練を行っているところもありますが、
一番大切なことは、親元に帰すことです
それにはコミュニティの協力が必要になってきます。
つまり、地域に根ざした解決方法を見つける必要があるわけです。
ストリートチルドレンを考える会
シャプラニール
ボランティアプラットフォーム
「親が子どもを虐待する図」
例)メキシコ
1990年代
アメリカ・カナダが自由貿易協定(NAFTA)を結ぶ
↓
↓ その結果
↓
両国から安い農作物が入ってきて、
メキシコの都市部にはアメリカ資本のマーケットが並ぶ
↓
国内産業の疲弊
メキシコの貧困層
→アメリカやカナダの商品を買うお金がない
→外資系企業で働ける学歴がない
↓↓つまり、
貧困層が働けるのは、①日雇い労働
②家政婦
③物売り
こんな生活の中で、
親のストレスが子どもに向かい、家庭崩壊が進む。
↓
↓
ストリートチルドレンがうまれる
経済発展の歪みが、ストリートチルドレンの背景にあるわけです。
しかしこれはメキシコだけの問題ではありません。
今や、世界中どこにでも見られます。