「石油」とか「油田」というキーワードで
思いつく国はどこでしょうか?
サウジアラビア?イラク?
世界には約3万の油田がありますが、
このうち採掘可能な埋蔵量・50億バレル以上の
巨大油田は46。
中東にはそのうち29油田が集まっています。
アフリカにも大きな油田があるのですが、
アフリカ最大の油田を持つナイジェリア。
ナイジェリアのある村には、
シェル石油が閉鎖した油井があります。
しかし閉鎖以降、油漏れが続いており、
地域住民は安全な飲み水がなく、
有害物質の影響で平均寿命も短いのです。
世界中の産油地の中で、ナイジェリアほど
油漏れに悩まされている国はありません。
しかも、アフリカ最大の原油国であるにも関わらず、
その恩恵には、一切預かれていません。
医療もなく、教育もなく、
ゴミ溜めの中で子どもたちは生きているのです。
アフリカにいるとよく感じること。
それは、「自分たちは何もしなくても、
支援国・支援団体がどうにかしてくれるだろう」
と、他力本願、他人任せなところ。
そういう、アフリカ全般に見られる、「良くない部分」が、
この問題のバックグラウンドにあるような気もします。
しかしだからといって、この問題を
石油会社が放ったからしにしていていいわけでないし、
政府だけが石油の恩恵に預かっていいわけではありません。
110~130台を行ったりきたり
しています。
11~14番を行ったりきたり
しています。