去年の7月12日、
イスラエル兵2名が、
レバノンのヒズボラ(イスラム教シーア派)に
拉致されたという理由で、
イスラエルは、レバノン空爆を開始しました。
そんな中、
レバノンの映画人が、作りたてのビデオをもって
パリに現れました。
ちょうどパリでは映画祭が開催されており、
そこで多くの人に観てもらいたいと、
空爆をくぐり抜け、パリまでやってきたのです。
その作品を観た日本人が、
日本に持って帰ることを決心。
そして8/5に、東京某所で、
「レバノン短編映像上映」のイベントを開催したのです。
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爆音と閃光の中、
カメラに向かって、ささやくように歌う一人の女性
暗闇の中にいる女性をより切なくさせる、アラブの調べ
「親切などなたか、
かつて私たちのことを気にかけてくれた人たちに、よろしく言って。
そしてどうか伝えて欲しい、
これから起こる全てのことを。
それから、私たちのことを忘れないでいて、と。」
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今、レバノンはどうなっているんだろう。
復興は進んでいるんでしょうか。
しかし、
破壊された建物は元に戻っても、
殺された人たち、そして大切な人を失った悲しみは、
元に戻りません。
映像に込められたこのメッセージを、
もっと早く、ここで伝えれば良かったと後悔。
でも、今からでも遅くないですよね。
「空爆が終わってよかったね」では、済ますことのできない現実。
罪のない多くの子どもたちの命が奪われた、
イスラエルによる侵略戦争は、
決して忘れてはいけないと思います。