9条フェスティバル 2007

9条フェスティバル 2007
このイベントも今年で3年目。
区民会館の4階から7階を借り切っての
大イベントでした

いろんな催しにキョロキョロしながら、
狙いを定めたのは、
JVCが行っていた、
「アフガニスタンのお部屋」

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ナンを焼いて、ブルカを着て、
平和について考える、というものです

イスラムの食卓のように、車座になって座ります。
参加者は家族連れが多く、
ナン食べたさに(!?)子どもたちが集まっていました
他の文化を知るのに、食べ物から入るのは、
きっかけとして、とても素晴らしいと思います

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まず、代表して1人が、
生地をコネコネします。
小麦粉をカップ2杯に対して、
イーストをスプーン2~3杯
とのこと。

薄力粉1:強力粉1、
にすると良い、
という話も、
昔聞いたことがあります

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手のひらで、
パンパン
このようにして、
うすーく広げていきます

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ホットプレートで、
裏表焼きます

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そのまま食べても美味しいし、
オリーブオイルをつけても、
美味しいですよ

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そして、ナンを焼いている間、
ブルカを着ました
思ったより視界はいいのですが、
足元があまり見えず、
そして暑い

9.11後、
アメリカがアフガニスタンの空爆を開始するとき、
ファーストレディが、
「ブルカを取って、アフガニスタンの女性を開放する」
というような発言をしました。
う~ん、なんだかなあ~・・・・・
確かにその後、ブルカを被らない女性たちもいますが、
しかし自分の意思で、ブルカを脱がない女性たちもいます。

「恥ずかしいからミニスカートは履かない」という女性に対して、
私たちは、「履きなさい」と強要するでしょうか?
「恥ずかしい」と感じる部分は人によって違います。
それと同様に、
「人前で顔や髪の毛を見せるのが恥ずかしい」という女性に対して、
「ブルカを被るのは辞めなさい」と言えるでしょうか?

なぜブルカを「イスラムの、悪の象徴」のように、
みなすのでしょうかね???

私は室内でブルカを被ったとき、
視界が狭まって不自由だと感じたし、暑いと思いました。
でも、これをアフガニスタンで被ったらどうなんだろう?
被ることで生じるデメリットよりメリットのほうが
大きいのかもしれない。
そういうことも知らずに、頭から否定するのはどうなんでしょう?

自分と違うものを否定したくなるのは、
未知のものに対する「恐れ」から来ると思います。
まず、相手を知ること。
どんなに些細なことでもいいから、相手を知ろうとすること。
これが、平和の第一歩なのではないかと思います。

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