次世代エネルギー

メタン・ハイドレードは、
石油や原子力に代わる新エネルギーとして
注目されています

見た目は氷のようなので、「燃える氷」とも呼ばれ、
日本近海でも相当の埋蔵量があると言われています。
石油や石炭に比べて、
燃やすときの二酸化炭素量が半分であるため、
温暖化対策にも良いとされています。

しかし
問題点が2つあります。

①メタンハイドレードは、
シベリアの永久表土と海底に眠っていますが、
地球温暖化により永久表土が溶け出し、
それと同時に、メタンハイドレードも融解し、
メタンが急速に大気中に放出されはじめています
メタンとは、温暖化を促進させている温室効果ガスの1つで、
二酸化炭素の21倍の、温室効果を持っています

②メタンハイドレードの多くは深海に、
氷のように存在するため、
石油や天然ガスのように、掘ってくみ上げることが
できないわけです
低コストで安全に採掘するには、
技術的な問題が山積しています
埋まっているメタンハイドレードが持つエネルギー量より、
海底から運搬するエネルギーの方が
大きいとも言います。

メタンハイドレードが、石油や石炭に比べて、
環境に良いといっても、
燃やして使うわけですから、二酸化炭素がでることには
変わりありません

メタンハイドレードの採取に時間とお金を費やすくらいなら、
自然エネルギーの研究に費やす方が、
よっぽど建設的だと思うのですが・・・

私たちもいいかげん、
ハラをくくる時期にきているのだと思います

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