イラン 宗教と政治の話は・・・

普通一般的に、
「政治と宗教の話は、あまりしない」のが
スマートなコミュニケーションだと言われていますし、
特に初対面では、そんな話はしないと思います

これがイスラム圏や軍事政権の国を訪れると顕著で、
どんなに親しく付き合ってるムスリムでも、
その人がシーア派かスンニ派か、知らされることはないし
(もちろん、こちらから聞く話でもない)、
ビルマ(ミャンマー)で、アウンサン・スーチーさんの名前を出すだけで、
「あの外国人は反体制派だ」と、密告されます

また、イスラム圏では、
写真を撮られるのをイヤがる女性たちはたくさんいますし、
難民の中には、写真はおろか、実名を明かさない人もいます

私は普段、そんな世界でNGO活動をしているため、
今回、イランの街中で不用意にカメラを取り出す夫を、
ヒヤヒヤしながら制止していました

seiji06

↑↑テヘランにて。
My夫、撮影

ジャーナリストであれば、
そんな中でも命がけで写真を撮るでしょう
(実際、2003年にカナダ人ジャーナリストがテヘランの刑務所の写真を撮って
秘密警察に捕まり、殺されたという話があります。)

一般の旅行者でも、運良く、
写真を撮ってはいけない場所で、写真を撮った人がいるかもしれません

しかし世界には、日本にいるときと同じような感覚で、
話をしたり写真を撮ったりできない場所がたくさんあります

一般的に、写真撮影で気をつけなければならない場所は、
警察・軍人、それらの施設
空港、駅、高速道路、橋・・・
そして、市民のデモ活動なども、写真撮影は控えるべきです。

イランもその一つです

特にイランは、
街中で立っている警察の数が多いですし、
高速道路にもウヨウヨいました
もちろん、長い銃を所持しています

そんな中、
不思議な出会いが、いくつかあったのです

つづく

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