地球上からミツバチが消えたら。

もしハチが地球上からいなくなると、人間は4年以上は生きられない。
ハチがいなくなると、受粉ができなくなり、そして植物がいなくなり、
そして人間がいなくなる

物理学者アインシュタインの、生前の言葉です

生物学者レイチェル・カーソンは、「沈黙の春」の中で、
ミツバチが死滅することを40年以上前に予言し、
実際に、2006年には半年間で、アメリカのミツバチの1/4が消滅しました
犯人は、農薬です。ネオニコチノイド。

以前、農薬には「有機リン系」を使用していましたが、
反農薬活動の中で、その猛毒性が指摘され、
また、耐性菌・耐性昆虫が出現したことで、
有機リン系から、ネオニコチノイド系にシフトしてきました

ネオニコチノイド系は無臭で、飛散距離が半径4キロと広範囲。
(ちなみに有機リン系は半径数百メートル)
そして、神経系が犯されるといいます
ネオニコチノイド系農薬の容器には、
「ミツバチやカイコのいる所では使わないように」と注意書きがあり、
ミツバチと神経回路が似通っている人間も、
他人事ではありません

動物の中枢神経を麻痺させ、狂い死にさせるネオニコチノイド系。
フランスでの使用は全面禁止で、デンマークは販売禁止、
オランダは即時使用禁止・・・
そんな中、日本は野放し状態です
農水省のネオニコチノイド対策責任者が、
フランス最高裁の、ネオニオコチノイド全面禁止の判決を知らず、
使用に関して、農家や養蜂家に一任し、
岩手などでは、ミツバチの大量死が起きています

植物の約8割は昆虫媒介植物で、その媒介をしているミツバチがいなくなったら、
食糧危機に陥り、人類は生きていけなくなるわけです
しかし、官僚もメーカーも危機感ゼロ

農薬による巨大な利益に目がくらみ、
地球の将来のことなんかちっとも考えていない人たちに怒りまくっても不毛なだけ

そんな時に始まったのが、都会・銀座での養蜂です

つづく

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