日本の背守りの文化を知ったとき、あまりにも衝撃的で心の奥底にガツンときたけど、今回も感激の連続でした!!!
服の役割には、「温熱調整」だけではなく、「身を守る」役割があります。魔を追い払う力や神聖さを保つ力があるとされている文様や色、素材を身に纏っていたわけです。
魔の侵入口とされていた襟、袖、裾、背部には刺繍やビーズで結界を張りました。耳、額など人間の大事な部分には護符のアクセサリーを付けました。特に子どもや遊牧民にとっては大事な物でした。
東ヨーロッパの民族衣装に見られるエプロン、世界広く見られる「邪視」から身を守る表現、ラバリ族の鮮やかな装飾、、、
服の装飾は、ただのお洒落だと思っていたおバカな私。親の子への愛情、生きることの力強さに思いを馳せたエキシビションでした。