世界は迷走する

今年の3月に、
「自衛隊をイラクから撤退させよう、イラン攻撃反対」
というタイトルの集会が、渋谷で行われた。
もちろん私も参加したのだが、
その日は予定がつまっていて、1時間くらいで退席してしまった。
それと、内容的にも目新しいことがなかったので、
ブログにも書くことはなかった。

しかしそれから4か月。
自衛隊が撤退しはじめ、
北朝鮮が7発ものミサイルを発射。
状況が少し変わってきている。

アメリカの、イランに対する軍事攻撃の可能性は
かなり減少したのではないだろうか?
アメリカにとって軍事的関心は、
イランから北朝鮮に移ったのでは?
そう考えるのは、まだ早急だろうか?
もちろんアメリカ国内には、対イラン軍事強硬派は存在するので、
なんとも言えないが・・・

今は世界中が北朝鮮に注目しているので、
イラクの治安がどんなに悪化しようと、
日本国内ではあまり情報が流れず、
アフガニスタンでタリバン勢力が盛り返しを見せ始め、
カルザイ大統領が来日していても、あまり報道されず、
(しかも、来日したのが北朝鮮のミサイル発射と同日だった!)
イスラエルはこのチャンスを逃さず、
堂々とレバノンを空爆している。
少しくらい強硬手段をとっても非難されないと、
見込んでのことだろう。

これから中東の未来はどこに行くのだろう・・・
アメリカの軍事的関心は何処に・・・

**7月19日発売のNews Weekの特集は、「中東戦争前夜」。
考えさせられることがいろいろ書かれています。

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