DAYS JAPAN 12月号

ルハニ・コールさんは、
インド生まれのジャーナリストで、
工場労働者や公害問題などの取材を行っています。

そして彼女は、
インドの女性が直面している社会問題を、
訴えようとしています。

インドでは、女性の数が異様に減少しているのを
ご存知でしょうか?
現在、国内で3万5000人の女性が行方不明になっています。

世界中の多くの国・地域・民族で、
家父長制度、父権社会、男尊女卑が見られます。
インドも、その一つです。
胎児が女の子だと分かるや否や、中絶させられ、
また産まれたしても、まもなく殺されます。

女性が減少した社会では、
結婚できない男性が溢れ、
兄弟で一人の嫁を共有します。
そしてその裏側では、「女性売買」で大金を稼ごうと、
ブローカーが暗躍。

自然の摂理を人間がコントロールすることほど、
恐ろしいことはありません。
偏りが生じれば、必ずどこかにしわ寄せが生じるのです。

ルハニさんのように、
インドの女性自ら立ち上がり、声を上げていくことが
一番大切なんだと思います。
しかし、だからと言って私たちは、
「他の国の問題だから」と、
傍観者でいていいのでしょうか?

インドの女性が自ら、
自分たちの置かれている状況に気がつくには、
「教育」が重要になってくると思います。
インドの女性が等しく教育を受けられ、
自分自身ででモノを考えられるように、
私たちが日本でできることは、いくらでもあると思います

インドについて知ること。
インドの支援を行っているNGOを支援すること。
インドのフェアトレード商品を買うこと。

小さなことでも、
関心を持つことは、大切なことだと思います

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