ヒロシマからイラクへ~映画「千羽鶴」

JIM-NETでは、
こんなイベントを開催しました

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「千羽鶴」という映画の上映と、
鎌田實医師の講演会です

広島の平和記念公園にある、原爆の子の像
これは、白血病で亡くなった佐々木禎子さんがモデルになっています。

私は今まで2回広島に行き、
この像を見ているのですが、
どんないきさつでこの像が造られたのか知らず、
「千羽鶴」の映画によって、それを初めて知りました

この映画には、
禎子さんが入院中、同室者だった大倉記代さんが登場します

大倉さんは長い間、禎子さんについて語らなかったのですが、
数年前に「サダコ虹基金」設立
集まった寄付金を、イラクの白血病・小児癌の子どもたちに役立てて欲しいと、
JIM-NETに寄付し続けてくれたのですが、
去年の6月に癌のため、亡くなりました。

その1年前の2007年8月。
JIM-NETの現地スタッフ・イブラヒムが来日したとき、
大倉さんは、禎子が折った鶴を2羽、
イブラヒムに託したのです

今この2羽の鶴は、
イブラヒムの3人の子どもたちの手にあります

海外に行くと、多くの人たちが、
「ヒロシマとナガサキ」を知っています
戦争に負けたのに、目覚しい復興を遂げ、経済大国になったと。

私たち日本人の記憶の中で、
だんだん薄れてきているヒロシマ・ナガサキ。
でも、これって、決して忘れてはいけないことなんです
忘れかけているから、
日本がイラク戦争を支持し、自衛隊を出したことも何とも思わなくなるんですよね

イラクは、アメリカが使用した劣化ウラン弾によって被爆しました
その劣化ウランは、
日本の原発から出た、ウランのゴミです

同じ被爆国としてできること。
戦争を支持した者として、しなければならないこと。

未来の、これから生まれてくる子どもたちのためにも、
あの戦争はなんだったのか、きちんと説明できるために、
自分に恥じない活動を続けていきたいと思っています

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約300名の方が来場し、
いろいろ買い物をしてくれました
もちろんこれらの売り上げは、イラクの子どもたちの薬代、
そして私たちの活動費になります
みなさん、ありがとうございます

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イラクの子どもたちが描いてくれた絵を、ポスターにしました

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事務局長からイラクの話

そして鎌田先生が、
広島→イラク→チェルノブイリ
と、つなげてくれます

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