新聞やニュースで、世界情勢が流れると、
よく分からない、小難しい言葉を耳にすることがありますよね
で、何のことかよく分からないから、
それ以上、その話を聞くのを辞めてしまう、とか
調べるのも面倒だし、と。
私なんか、しょっちゅうそんな感じで、
後になって、「もっと前から知っていれば・・・」と、
苦悩することが多々あります
地域復興チーム(PRT)、というのは、
アフガニスタンに派遣されている、復興を支援するための軍隊です
正確に言うと、
復興支援に携わる文民を守るために軍隊が同行するわけです。
現在、約40か国の軍が参加していますが、
その多くは、治安維持が担当で、攻撃をしている軍は少数です
でも、少数だろうと、
復興のお手伝いに行ってる軍が攻撃を仕掛けてるなんて、おかしな話です
「でも、アフガニスタンはタリバンがいるし、身を守るための、
正当防衛なんじゃないの?」
と、思ったりもしますが、実態は違います
これは主にPRT米軍がやってることですが、
「テロリストの摘発」と称して、
アフガニスタン人の民間宅で、家宅捜査を行います。
というか、押し入りですね
で、住人の「網膜」を集めて、データーベースを作り、
それを空爆に利用するのです。
どういうことかというと、
テロリストだと思われる人物を捕まえた際、
網膜のデーターベースを使って、その人がどこの村出身か割り出します。
そして、その村を空爆するんですね~~
アフガニスタンから、村が1つ消滅するのです
とはいえ、多くのPRTは、治安維持を担当しています。
しかし、PRTはプランニングだけで、
実際に動いているのはアフガニスタン人です。
そんなアフガニスタン人は、
「アメリカに協力している」という理由で、
タリバンから命を狙われるのですが、
しかし、PRTは彼らを守ることはしません
これも、問題ですよね~~
ちなみに、今いるタリバンって、
昔の、政権を担っていた、本家のタリバンとは異なります。
本家のタリバンは今、パキスタンにいます
じゃあ、今、アフガニスタンにいるタリバンって誰
その問いに、正確に答えられる人はおらず、
かなり混沌として、小さなグループが点で動いているそうです。
その多くが、米軍の空爆の被害者たちで、
目的は「敵討ち」
政治思想などないので、何でもやるし、過激なのです
アメリカは、軍を2万人増派して空爆を行い、
それと平行して穏健派と対話すると言っていますが、
ちょっと難しそうですよね~~
空爆の被害者の集まりが今のタリバンで、戦うことが目的なのだから、
話し合いの余地なんてないでしょう。
そんなことよりまず、空爆を辞めることが第一です
つづく