アフガニスタンの攻撃を支持したことで
地域復興チーム(PRT)の存在
前回の話の中で、「空爆を辞めることが第一」と書きましたが、
→地域復興チーム(PRT)の存在
米軍やその他の外国の軍隊は、
そもそも、アフガニスタンから撤退すればいいんじゃないの?
と、思うかもしれませんが(私もそう思っていました)、
中東の専門家の話だと、
「今の状態で外国の軍隊がアフガニスタンから撤退したら、内戦になる」
と、言われています
パキスタンに潜伏していると言われている本家のタリバン(パシュトゥン人)と、
北部同盟(タジク人、ウズベク人)が争うのでしょう
前回からお話ししている、
9.11前に政権を担っていた本家のタリバンと、今のタリバンの違い
→「タリバン」とは、「学生」という意味。
本家のタリバン→オマル師が精神的指導者。
パシュトゥン人のグループで1つの組織。
アフガニスタンの政権を取るのが目的。
そのため、民心を考え、過激なことはしない。
今のタリバン→正体不明。
外国人義勇兵か?
→例えば・・・
パキスタンタリバン(本家タリバンとは別もの)
イスラム義勇兵(シリア、エジプト、サウジの人々)
反米のもとに行動。
組織ではなく、社会運動。
分かってるところで、ざっとこんな感じです。
本家タリバンは1990年代、アフガニスタンの90%を
掌握していたと言われています
今のタリバンは、掌握率70%
それに対し、親米のカルザイ政権は30%
8/20にアフガニスタンで選挙がありますが、
汚職まみれのアフガンでは、カルザイの出来レースで、
カルザイ政権の続投だと言われています
アフガニスタンでは、「民主主義は敵」だと思われ、
票の売買は当たり前で、フェアな選挙は行われません
素晴らしい議員ももちろんいるのですが、
そういう人たちは、政敵に潰されてしまいます
私たちがアフガニスタンを支援しようと思ったら、
絶対に政府を通してはダメなのです。
つまり、ODAなどの二国間援助は意味をなしません
お金は末端には届かず、政府のポケットに入るだけです。
つづく