世界報道写真展2006

今年も7月30日まで、
恵比寿の写真美術館で開催されていました。

今年の世界報道写真大賞に選ばれたのは、
ニジェールの「緊急食料支援センターの母と子」。
母親の唇に当てられた、赤ちゃんの小さな手。
それは、ぷくぷく、ふっくらとした手ではなく、
細く、シワがたくさん入り、干からびているような手。

しかし、どんな手であれ、
子どもの手というのは、
見ている者に訴える力があると、改めて思わされます。

そして今回、ジーンときてしまったのが、
「ニュースの中の人々の部・組写真」1位に輝いた作品です。
イラク戦争で戦死した海兵隊員の棺が、
ジャンボ旅客機の格納庫から、国旗にくるまれて出てきます。
その様子を見つめている乗客の表情が鮮明。
そして自宅では彼の帰りを待つ、妊娠中の妻。
妻は一晩、夫の棺の前に布団を敷いて、PCを持ち込み、
夫の好きだった音楽をかけて過ごしました。
そのワンシーンをおさめた写真も展示されていました。
この中に流れる物語にジーンときてしまったのです。

世界報道写真展は年1回の開催ですが、
DAYS JAPANという雑誌では、
毎月、報道写真を目にすることができます。
日本で、世界でどんなことが起こっているのか、
写真を通して知ってもらいたいと思います。

110~130台を行ったりきたり
しています。

11~14番を行ったりきたり
しています。

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