リーフチェック

「耳抜き」が上手にできず、
耳鼻科で、「耳の(中の)形が良くない」ことが判明し、
好きなスキューバをやらなくなってから10年。
今でも「海に潜りたいなあ~」と思うことが、時々あります

珊瑚は、卵を産む動物で、
時に、光合成でエネルギーを得たりします

珊瑚は、天然の堤防で、波を消す役割があり、
食料の宝庫です。
また、珊瑚から癌の特効薬を作ろうとしたり、
死んだ珊瑚を建材として利用し、家を作ったりもします

そんな珊瑚が、世界の海から消えようとしています。
何故でしょうか?
珊瑚の体内には、「褐虫藻」という藻類がいて、
海水の温度が上昇したりストレスを受けると、褐虫藻が逃げ出してしまいます。
すると、珊瑚が白くなり死んでしまう。
これを白化現象といいます。

その外、赤土が海に流入することや、水質汚染、破壊的な漁法も
珊瑚が弱る→死ぬ、一因になります。
破壊的漁法とは、ダイナマイトや底引き網を使用することです。

そして珊瑚の敵として、一番の問題になっているのは
オニヒトデです。
もともとオニヒトデは、弱った珊瑚を食べることで、
病気の蔓延を防いでくれた、素晴らしいヒトデなのです。
しかし異常発生したことで、生態系が崩れてしまいました。
では、オニヒトデを駆除してしまっていいのか??
そうとも言えません。
もし、このオニヒトデの異常発生が自然現象であれば、
時間がたてば自然淘汰されるからです。
日本には、オニヒトデに関するデーターが少ないので
比較検討することができず、
むやみに駆除することが困難な状況にあります。
また、駆除して効果があるのかも不明です。

1998年に、大規模な珊瑚の白化現象が世界中で見られ、
それ以降も、大なり小なり続いています。
あと20年から60年で珊瑚がなくなると、言われています。

珊瑚がなくなると、珊瑚に生息する生物だけでなく、
漁業や観光にも、大打撃です。

コーラルネットワーク
では、「リーフチェック」を行っています。
①資源管理のため
②珊瑚礁保護調査プログラムのため

スキューバのライセンスがなくても、
シュノーケリングでもできます。

海の中を区画し、魚類の個体数を記録します。
そして低質調査や、海岸の掃除なども行います。
そうやって、海がどのくらいキレイか、
珊瑚の健康状態などを把握し、比較します。

コーラルネットワーク
のメンバーは、仕事を持ちながらライフワークとして
この活動を行っています。
そして随時、リーフチェックボランティアを募集しています。
しかし、リーフチェックには参加できなくても、
募金や事務所のお手伝いなど、できることはあります。

そして一番大切なのは、
私たち一人一人が、海を汚さない暮らしをすることだと思います

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