不都合な真実

やっと観てきました

アメリカの元副大統領であるアル・ゴア氏が、
学生時代から関心を寄せていた地球温暖化について
警告している映画です。

アメリカは、クリントン政権下で京都議定書に批准したものの、
ブッシュ政権下で離脱。
地球温暖化を世界規模で防ごうという試みに、
何故アメリカは反対なのか?
それは、アメリカ主導の世界経済の拡大にストップがかかるからです。

京都議定書とは、温室効果ガスである、二酸化炭素、メタン、亜酸化窒素、
ハイドロフルオロカーボン類(HFCs)、パーフルオロカーボン類(PFCs)、
六フッ化硫黄の削減率を各国別に定め、
同じ期間内に目標を達成しようというものです。
残念ながら先進国では、アメリカとオーストラリアが批准していません
そしてアメリカは世界最大のCO2排出国です。

では、議定書を離脱したブッシュが悪いのかというと、
そういうわけでもなく、
ブッシュの背後には、強力な石油資本が付いているわけだし、
アメリカの上院は、「全ての国家が批准しない条約には、批准しない」と、
全会一致で決定しています。
ご存知のように、中国とインドは批准していません。
つまり、アメリカの権力層が、議定書の批准に反対しているわけなのです

この映画自体は、「環境問題の入門編」として、
よくできていると思います。
環境問題に関心のある人からすれば、
特に目新しい情報があるわけではありませんが、
映像やグラフなどを駆使し、ジョークも交え、
楽しく見ることができました。
そして、アル・ゴア氏の、熱意が凄く感じられました

アル・ゴア氏は大統領選挙に負けた後、アメリカを中心に世界中で、
温暖化に警鐘を鳴らす講演会を1000回以上行ってきました。
元副大統領という立場の人でさえ、こんなに講演をしないと、
人になかなか理解してもらえないんですよね。
地道に「伝える」ということが、いかに大切か、
改めて感じました

ちなみに京都議定書において、
日本の温室効果ガス削減率は、2012年までに6%です
私たち一人一人が、この目標達成に向けて、取り組みたいですね

どうすれば達成できるか?
コチラを参考にしてみてください
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