映画「不都合な真実」の上映に合わせ、
1/21~2/11までの毎週日曜日、
エコサンデ-¥500キャンペーンを行っていました
TOHO系の5つの劇場のみ、だったのですが、
うちから近い、六本木や川崎の劇場では、
この期間の日曜日は常に満席
ネットで予約しようとしても、タイミングを逃すとsold out
結局、この期間には行けなかったのです・・・・
このキャンペーン中に観に行った人は、
「安いから」というのが主な理由だったと思われます。
では、エコサンデーに何をやっていたかと言うと、
テトラパックを多くの人に知ってもらうための、
キャンペーンを行っていました
テトラパックは、
スーパーやコンビにで売っている、ジュースやお茶の紙パックを
製造しています。
これらは、テトラパックが製造した紙容器です。
(画像をクリックすると、拡大されます)
三角のマークと、「Tetra Pak」が書いてあるのが、
テトラパックの紙パックです。
この原材料は木材です
間伐(間引き)した木や、老朽化した古木を使用しています。
間伐とは、豊かな森林を維持するために欠かせない作業です。
密集した森林で葉や枝が重なり合うと、
充分な光を得られず、木はやがて衰えます。
そして地上まで光が届かないので、低木や草が枯れ、
土壌が雨などで流れやすくなってしまいます。
そのため、間伐(間引き)することで、
木が充分に生長できるだけの光を得ることができ、
土壌にも光が行き渡ることで、強くなります
紙容器自体、環境に配慮されています。
というのも、紙容器を製造するのに必要とされるエネルギー量が、
少なくて済みます。
例えば、木材と同じ重さのプラスチックを作るのに、
木材の40倍のエネルギーを必要とします。
アルミニウムだったら140倍、鉄だったら14倍かかると言われています。
先日新聞に、
食品安全委員会が、
牛乳のペットボトル販売の評価案をまとめ始めたと、
書いてありました。
牛乳離れの拡大を阻止したいのでしょうが、
衛生面、高コストの問題もあり、難しいのではないでしょうか。
紙パックもペットボトルもリサイクルできるのだから、
それならエネルギー量の低い、紙パックのままでいいじゃないですか!
と、私は思うのですがね。
数年前、アサヒビールが、
ペットボトル入りビールの販売を発表しましたが、
環境団体の反対を受けて、販売を見合わせたことがあります。
理由は、
①上記と同様の、エネルギーの非効率
②廃棄物問題の悪化
です。
ビールに使用されている、リターナブルビンは、
生産者の責任において管理されています。
しかしこれがペットボトルになると、
処理責任を、自治体(税金)に移行することになるわけです。
そのため、
「企業としての社会的責任を放棄するのか!」と抗議が殺到。
アサヒビール側は明確な返事ができないまま、販売を見合わせたのです。
一般廃棄物で問題になっているのは、
商品が廃棄物になったとき、それを処理するのは法律上、自治体であり、
製造した企業に責任を求められることがほとんどありません。
そのため企業は、「リサイクル・リユースするのが難しいもの」を、
安易に作ってるわけです。
私たち消費者は、商品のリサイクル、リユースをするのとともに、
ゴミの少ない商品を選んで買うことが大切なのだと思います。