相手の気持ちに立つということ

私は、ぷれいす東京という団体で、
時々活動をしています

AIDSを発症して、視覚障害のある方の
お手伝いです。

先日、その方と話をしていたとき、
どうして外出をあまりしたがらないのか?
という話になりました

その方は、決して、
引きこもっているのが好きな方ではないのですが、
通院以外は、ほとんど自宅にいます

理由を聞いてみると、
「トイレに行きたくなったとき、
“トイレに連れて行ってください” とは、言えないんだ・・・」と

やはり排泄というのは最後の砦。
できれば、人の世話にはなりたくないですよね。
しかも人にお願いするとき、たいてい嫌な顔をされるそうです

「看護婦さんに嫌な顔をされたことはないけど・・・」と、
言っていましたが。

私は今仕事で、認知症の方のお世話をしていますが、
ヘルパーさんを見ていると、
排泄介助(オムツ交換、トイレ誘導)は、
とにかく時間内に終ることが最優先で、
相手の気持ちを思いやることを、ついつい忘れがちです。
もちろん(!?)看護師も同様

ハッと気付かされた、一場面でした

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