6月9日~11日の2泊3日で、
韓国に行ってきました
韓国行きはこれで4回目
近くて安いので、
急にどこかに行きたくなったときに、
気軽に行ける国です
今回もフリーツアーでの渡航
お気に入りの場所で、
ゆっくりしてくる予定でした
そんな中、飛び込んできた牛肉のニュース
「韓国、アメリカ産牛肉の輸入を再開する」という話を聞いて、
かなりびっくりしました
生後30カ月以下の牛肉の解禁だなんて・・・
→しかし、国際獣疫事務局は去年、アメリカ産牛肉を、
「BSEのリスクが管理され、月齢を問わずに自由に貿易できる牛肉」
の区分に認めています。
韓国の輸入規制がこんなに緩くなってしまったら、
日本にも影響が出るんじゃないか・・・と、
心配です
韓国の仁川空港に着いたとき、迎えに来ていたガイドさんに、
「明日(10日)は、ソウル市庁前や明洞でデモがあるんですよ
あの辺りでは、よくデモをやるんですが、
今回は、アメリカ産牛肉の輸入反対デモです」と。
まあ
何て、タイムリーなのっっ
そして、
「警察も出動するみたいですが、
最近のデモは、静かになったので危なくありません」
→しかし私が見た5月下旬のニュースでは、
無許可のデモを行ったことで、警察と衝突し、
100人近くの市民が逮捕、流血の惨事になっていましたが・・・
野次馬根性丸出しの私は、早速10日の午後に、
メトロを乗り継いで、ソウル市庁へ
地上に出ると、もの凄いヒト・ヒト・ヒト
しかしホントに、牛肉問題だけでこんなに人が集まるものだろうか???
何か別のデモなんじゃないかしら??
上を見上げると、「FTA」の文字
やっぱり今日のデモは、牛肉ですね
少し歩いて明洞まで来てみると、
ここでもデモが行われていました
みんな、韓国の旗を持っています。
びっくりしたのは、中学生や高校生まで、
デモに参加していることです
韓国の人が言うには、
「これは韓国にとって重大な問題です」と。
というもの、韓国人は牛肉だけでなく、
牛の内臓も食べるし、骨も砕いてスープに入れます
そして、「これは韓国だけの問題ではありません」と。
韓国の規制が緩くなってしまったら、
「日本も30カ月以下の牛肉を輸入しなさい」と、
アメリカに迫られるのは目に見えています
→というか、すでに圧力がかかっていますが
日本のアメリカ産牛肉の輸入は、生後20か月以下としていますが、
今までに20カ月以上の牛肉が輸入されるなど、
輸入条件違反が2回見つかっています
本当に、アメリカが輸入条件を守っているかどうかは、
私たちには確認する術がなく、
アメリカが提出してきた書類を信じるしかないわけです
ソウル市庁付近で、こんなステッカーを配っていました
「牛と星条旗」は分かるけど、ネズミって何?????
韓国人に、何て書いてあるのか聞いたところ、
「今日はネズミを捕まえる日だ」と。
ネズミとは、李 明博大統領のことだそうです
去年の大統領選挙で、圧倒的大差をつけて当選した大統領なのに、
今は「ネズミ」呼ばわりで、支持率は20%割れ
国家は、国民の安全を確保しなければならないのに、
国の利益を優先し、国民を切り捨てるなんておかしな話です
日本も、
輸入規制を守ってるのかわからないようなアメリカから牛肉を輸入し、
中国産の毒入りギョーザも解決していません
「売ってたって、食べたくない人は食べなければいい」
そう思う人もいるかもしれませんが、
収入が少なく、家計を切り詰めなければならない人たちに取ってみれば、
「安全なものを食べたくたって、食べれない」
という状況なんだと思います。
しかしそれ以前に、日本全体の風潮として、
「安全で美味しいものを、安く手に入れよう!」
というのがあるんだと思いますが・・・
安全なものは、安くは手に入らないということ。
そして収入の格差によって、健康が害されてはならないということ。
そんなことを改めて思いました
10日のデモは、
夜遅くまで続きました
韓国人のこのパワーって何処からくるんでしょうね?
同じアジアの民族なのに、
なぜ韓国人にあって日本人にはないのか?
韓国はたった20年前に、命を懸けて民主化を手に入れたんですもんね
→しかし、韓国に民主主義は根付いていない、とも言われていますが。
間違っていることに対して声をあげ、
安全な暮らしを手に入れるために立ち上がることを、
日本は、太平洋戦争で負けてから、奪われてしまったんじゃないか?
とも思ったりしますが、人のせいにしてはいけませんね
いつも、そんな強さをもち続けられる人でありたいと思います
以下の映画は、楽しめると思います