平和の礎 ②

ただ、その灌漑用水
カブール川から引いてきているのですが、
温暖化によって将来、川の水が枯れてしまう可能性があります

カブール川の上流は、すでに枯れつつあり、ドブ川の状態
4000M級の山々から流れてくる川は全滅とのこと
今後のことも視野に入れて、
水源の確保が重要になってくるんだと思います

哲先生たち、ペシャワール会が活動しているのは、
パキスタンの北西辺境州です
ここは、昼間はパキスタン軍が支配していて、
夜はタリバンが支配しており、
米軍とタリバンが衝突しているところです。

哲先生は、
「(ここの州都である)ペシャワールがタリバンの手に落ちた方が、
治安がよくなる」と言っていました。

タリバンには、①穏健派と②急進派がおり、
タリバンの全てが「悪」というわけではありません

タリバン時代には禁止されていた、ケシの栽培が再開され、
売春が増加傾向です

アフガニスタンには多国籍軍が7万人いると言われていますが、
世界の言う「テロリスト」に狙われたことは今まで一度もなく、
(一緒に働いている村人たちが守ってくれてるため)
逆に、米軍が平和な土地を空から機銃操作して、破壊していきます

クラスター爆弾や劣化ウラン弾が使われ、
「ピンポイント攻撃」と言いつつ、
一般市民が多数巻き添えになっているのが現実です

哲先生は今後、アフガニスタンにマドラサ(神学校)を
作ろうとしています
マドラサ(神学校)というと、=テロリスト、と誤解するかもしれませんが、
ようは、イスラムにおける高等教育機関です

アフガニスタンでは戦争後、「戦争孤児」が増えたため、
犯罪が増加しています
マドラサを作って勉強してもらうことで、
少しでも犯罪に手を染める子どもたちを減らそうという考えです

安心して生活できる、平和の基礎を作る。

武器よりも民主化よりも、
このことが重要なんだと思います

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