イラン 平和への第一歩

私は中東に関わるようになってから、
女性が被るスカーフについて、
いろいろと考えるようになりました

suka01

金曜日のお祈りの後。イマーム広場で
上から下まで黒いのは、女性たちです。
マントーを着用しています

9.11後、
アメリカがアフガニスタンの空爆を開始するとき、
ファーストレディが、
「ブルカを取って、アフガニスタンの女性を開放する」
というような発言をしました。
う~ん、なんだかなあ~・・・・・
確かにその後、ブルカを被らない女性たちもいますが、
しかし自分の意思で、ブルカを脱がない女性たちもいます

「恥ずかしいからミニスカートは履かない」という女性に対して、
私たちは、「履きなさい」と強要するでしょうか?
「恥ずかしい」と感じる部分は人によって違います
それと同様に、
「人前で顔や髪の毛を見せるのが恥ずかしい」という女性に対して、
「ブルカ(スカーフ)を被るのは辞めなさい」と言えるでしょうか?

なぜブルカ(スカーフ)を「イスラムの、悪の象徴」のように、
みなすのでしょうかね???

私はイランでスカーフを被ったとき、
頭がかゆくなるし、邪魔だなあ~と思いました。
でも、イランって砂漠の国で乾燥していて、夏は暑いし、
大気汚染(特にテヘラン)が凄いんです

そんな状況下で、女性がスカーフを被らないでいると、
髪の毛はパサツキ、茶色に焼け、
場合によっては、頭のてっぺんがハゲてしまいます

被ることで生じるデメリットよりメリットのほうが
大きいのかもしれない。
そういうことも知らずに、頭から否定するのはどうなんでしょう?

自分と違うものを否定したくなるのは、
未知のものに対する「恐れ」から来ると思います
まず、相手を知ること
どんなに些細なことでもいいから、相手を知ろうとすること
これが、平和の第一歩なのではないかと思います

suka02

金曜日(休日)の公園で

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2 件のコメント

  • mana さん
    素晴らしい!
    仰るとおりですね! 僕の知ってるイラクはとっても平和!
    宗派間のごたごたは当時からありました。
    私の友人など『フセインはいいやつだったぞ!』
    日本のようにアメリカの言いなりに成らない国は力ずく
    此れが問題!だね! ミャンマ��靴箸�小さな国
    どかどか踏み込まなくてもいい国だよね!
    知人が学校建設やってます。僕も肉体的に応援!
    貴女が看破した、世の中のごたごた紛争、戦争の
    根っこは正に人間の内に内在する。怖れ!
    これ以外の何物でもありません。 怖れ! を克服
    出来るのは、 正に 知ること!
    貴女の意見は真理であり!正論!
    応援しています。
    インド人11%中国人34%マレー人53%の
    イスラム国教の国 マレーシアより! Kaki

  • KAKIさん
    コメントありがとうございます!
    「知る」には、直接自分で
    「見て」「聞いて」「触って」「経験する」ことが大切だと思うのですが、
    それができる人ばかりではないと思います。
    また、自分の経験は、単なる一側面でしかありません。
    じゃあ、どうすればいいのか?
    と考えたとき、「知る」機会をもてた人が、そのことをたくさんの人と
    共有すればいいのではないかと思いました。
    そんな風に、一人一人が自分たちの経験を、
    多くの人と共有できたら素敵だと思います。