国境なき医師団 NL83号より
ニジェールという国をご存知ですか?
西アフリカの内陸に位置し、マリと並んで面積の大きな国です。
私が去年滞在していたブルキナファソの隣の国。
ブルキナファソの露店で、ニジェール出身のオヤジが
ニジェール特有のネックレスを売っていました。
私はそれが気に入り、購入した後、
そのオヤジは、「これ、プレゼント」と、
とってもキレイな青のネックレスをおまけに付けてくれたのです。
それ以来ニジェールは、私にとって何となく気になる国。
そのニジェールで、食糧危機に直面しています。
今までは、ニジェールなんて誰も見向きもしなかった国ですが、
やっと8月にアナン事務総長が訪問し、この数ヶ月でようやく
社会の関心が向くようになりました。
国連世界食料計画にによる食料配給がはじまりましたが、
依然、本当に支援を必要としている末端の人々にまでは
支援が行き届いていません。
しかし!ニジェール政府は、10月に食料配給を打ち切るように、
同機関に要請しています。
なぜなら、政府は援助食糧が収穫物の販売を妨げ、
市場に悪影響を及ぼすことを懸念しています。(ニジェールの収穫期は10月)
しかし、食料支援を続けなければ、
さらに大きな危機に直面することは明らかです。
国境なき医師団では7月より、栄養失調児に食料支援を行っています。
しかしいまだ、状況改善の兆しは見えません。
私は国境なき医師団の「一日50円キャンペーン」に参加しています。
一日50円、月1500円で、栄養失調児に必要な最低限のケアを
することができます。
一緒に参加してみませんか。