イラク国内の難民キャンプ

シリアとイラクのノーマンズランド(非武装地帯)は、
約10キロも続いています(一説には3キロとも)

シリア-イラクのノーマンズランドは、物々しい雰囲気で、
いまだに、米軍のセキュリティチェックが入ります

6月の暑い時期に訪れたときも、米軍は55キロのフル装備で、
イラク側のイミグレーションに、うようよいました

そんな中、真っ黒の目だし帽とヘルメットを被り、
目には黒いサングラス
迷彩服を着ている男性が一人・・・
そう
イラク人の、通訳です。
米軍に協力しているイラク人は、命の危険があるため、
このようにして、身元が分からないようにしているのです

イミグレで、初めてその真っ黒&迷彩服のイラク人通訳を見たとき、
ひぇぇぇぇぇぇ~とか、
ギョッッッッ
という音が、自分の頭の中で流れたくらい、
異様な雰囲気でした

ここでは、死が常に自分の隣にあり、
それが日常なんだと、実感

米軍にはやたらと声をかけられ、
「国連の仕事だと言ったほうが、イミグレを通りやすいですよ」
と教えてもらったりとか、
「お疲れ様気をつけてね」と言われたり。

イラクに入国してからキャンプまで車で5分くらいなのですが、
「護衛に付きましょうか?」と言われたりとか。
↑↑
いえいえっ
あなた方が一緒だと、逆に命を狙われますからっ

その代わり、イラク警察が護衛についてくれました

wari080610

車を走らせること約5分
道路の右側に、UNの文字入りのテントの大群が目に飛び込んできました
ここが、アル・ワリード村にある、
アル・ワリード難民キャンプです
←あくまでもイラク国内のキャンプなので、厳密には「避難民キャンプ」でしょう。

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