アル・ワリードでのミッション①

私が関わっている、
日本チェルノブイリ連帯基金(JCF)はイラクの医療支援を行っており、
JIM-NETの構成団体の1つです。

2008年3月に、
我がJCFの理事長であり、JIM-NETの代表でもある鎌田實先生が、
アル・ワリード難民キャンプを訪問し、
キャンプ内の診療所の医師から悲惨な現状を訴えられたそうです

「充分な検査機器がないため診断を確定することができません。
血液検査などに使う医療機器を支援してください。」と

すぐさま支援が開始され、忙しい鎌田先生に代わって、
私が現場に行くことになりました

物の支援は、
「買ってください」
「いいですよ、買いましょう」
で、始めるものではないと思います。

①必要性の有無
②それを提供することでどんな効果が得られるか
③カウンターパートとの信頼関係

など、確認すべきことがあります

JCFの医療支援は、
みなさまからの寄付金で成り立っています
みなさまからお預かりしている大切なお金を有効に使わせていただくためには、
きちんとした事前調査やフォーローアップは大切です

その事前調査で大切なのが、難民キャンプの環境の確認です。
どんなテントに何人で暮らしていて、
水や食料の配給はどうか、トイレの設備はどうか、ごみの処理は行われているか、
主な項目の、ザッとしたチェックが必要です

sufia

「スフィア・プロジェクト」
スフィアとは、NGOと国際赤十字・赤新月によって作られた、
災害時に最低限守られなければならないことを、
5つのセクターに分けて記されているものです。
もちろん、国連もこれに則って、人道支援活活動を行っています

私はスフィア・プロジェクトに沿って、主なチェックポイントを何項目か挙げ、
キャンプ内を、確認してまわることにしました

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