日本にいる難民の方々の医療支援に一緒に関わっている、
内科のドクターから、
「ビルマ難民の女性たちに、
日本における母子保健の情報を提供する
活動をしませんか?」
と声をかけてもらったのは去年のこと゜゚*☆*☆*゚ ゜゚*☆
東ティモールで数年間、
助産師としてプロジェクトを運営していた方を講師とし、
私はそのサポートをしながら、この活動に関わることになりました
毎回、目からウロコの連続で、
3年前に一度、
助産師になりたい!!!
と思いながらも断念してしまった目標が再燃
この活動がきっかけで、
私は再び助産師を目指す決意をしましたv( ̄∇ ̄)v
この活動がはじまったきっかけは、あるビルマ難民の方の(女性・Tさん)、
「友達が結婚前に妊娠して中絶した命に関わる一大事だった
あんな事が二度とないように、若い子たちに情報提供したい」
という熱い思いからでした
初めてお会いした助産師のMさんは、
数日前、すでにビルマ女性のTさんと打ち合わせをしており、
話の中で使うマテリアル(教材)をたくさん作ってきていました
母子保健というのは、このマテリアル作りが命です(☆゚∀゚)
今回集まったビルマ難民の女性たちは、20名以上
日本語が分かる人もいますが、まだ来日したばかりで
日本語が分からない人たちもいます
ビルマ女性のTさんは、
難民認定されているので日本語がペラペラで、通訳をしてくれますが、
やはり、モノを覚えるときは、
ビジュアル的にわかりやすい・おもしろいのが
一番ですよね~~(* ̄∇ ̄*)エヘヘ
まずは、生理のしくみについてです~
ビルマの女性って、いくら女性同士でも、
こういう話を人前でするのは苦手なのでは~~~
と思っていたのですが、実際は全然違いました∑ヾ( ̄0 ̄;ノ
オブザーバーとして、内科のドクター(男性)が同席しているのですが、
いろんな質問が、でるわ~~でるわ~~(*゚▽゚*)
生理痛がひどかったら、我慢しないで薬を飲んでいいのですか?
腹痛が緩和する方法はありますか?
出血が多いのは何故ですか?
生理の間隔が長い(短い)のですが、どうしてですか?
などなど.。o○.。o○.。o○.。o○
民族が違っても、やっぱり同じ女性
悩みも同じです~(*’-‘*)
私たちは、痛み緩和の体操をその場で実践し、
生理痛に効くツボを教え、
体を温める食べ物や、足浴について伝えました
そしてこの日の最後は基礎体温
私も10年近く付けていますが、
基礎体温が分かると、とっても便利です~~
妊娠の有無だけでなく、排卵の有無や家族計画まで、
自分の体のことがよく分かるようになります
日本の女の子でも、
生理の仕組みが分からなかったり、
日常生活の中で、痛みを予防する方法を知らなかったり、
そういう人はたくさんいると思います
でも特に、何らかの理由で祖国を離れ、
日本で暮らしていく決心をしたビルマ女性たち
慣れない異国の地で、難民認定を待ちながら、
毎日不安で、ストレス
が多い生活の中で、
体の痛みや不調を抱えるのはとても辛いことです~(T_T)
助産師や看護師としてだけでなく、
同じ女性として、
私たちの知識と経験が、少しでもお役に立てればいいなあ~(*´∇`*)
と、思うのであります
この活動のファシリテーターになってくれている、
ビルマ女性のTさんから、
お礼のお赤飯と花束をいただきました~(* ̄∇ ̄*)エヘヘ
ありがとうございます
ありがとうございます。
mana
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