ぶんぶんナイト in アースデイ ②

【風力発電】

低周波問題や、鳥がぶつかって被害を受けている(バードストライク)、
そして土地の開発が必要などなど、
いろんなマイナス面が取りざたされていますが、
それが真実かどうか、私たちも検証する必要があると思います

低周波について~
飯田哲也さんが言うには、
風車の音は「騒音(うるさい音)」ではなく、
「煩音(はんおん→心理的なもの)」。
低周波は振動のようなものなので、ほとんどの人が感じず、
多くの人の場合は「気持ち」に左右されることが多いそうです

バードストライクについても、
風車1基で鳥が当たって死ぬ確率は、年間2-3羽(デンマーク)。
風車で鳥が死ぬ確率を1とすると、
自動車や高層ビルの窓ガラスに当たって死ぬ確率は500。
そして、
地球温暖化で鳥に与える被害のほうが、よっぽど大きいわけです

とは言いつつも、田中優さんが言うには、
確かに「低周波公害」はある。しかし低周波は距離減衰するので、
人が密集しているところは避けること、と言っていますv( ̄∇ ̄)v

そこで考えられるのは、海~
洋上風力発電です~
日本のまわりにはたくさん海がありますからv( ̄∇ ̄)v

飯田さんが見せてくれたイメージ図は素晴らしい~(*゚▽゚*)
素材はカーボンで、1基につき原発1基分のエネルギー供給ができ、
下では魚の養殖ができるのです~

じゃあ、どうして「風力発電は悪」というような運動があるのでしょう??

例えば、、、
愛知県の額田町に風力発電が建設されるとき、
地元の人には一切知らされず、業者がいきなり風況調査のポールを立てるなど
出だしから問題をはらんでいました

原発もそうですが、
「地元の人たちが一切知らされていない」
これが一番の問題だと思います(*・ε・*)ムー

そんな中で、「風力発電は悪い、良くない」と言った、
尾ひれがたくさんついた、事実とは異なる話が、あちこちに出回るんだと思います。

デンマークで風力発電が市民に受け入れられる理由
風車を作って良いところと、ダメなところのゾーンニング(区分け)が
きちんとできています。
そして、情報公開がなされていて、
地元住民との対話・合意形成が取れているのです
そして、自然や歴史の景観を大切にしたいところや自然保護区には
絶対に風車を作りません。

そして何より大切なのは、「地域オーナーシップ」であること。
地域にエネルギーの所有権があるわけです。
日本の場合は外からの開発なので、地元住民にエネルギーの所有権がないわけです。

【地熱】

火山の国・日本では上手くいきそうなエネルギーのような気がします
しかし、開発にお金がかかり、産業パートナーが限られてるので、
簡単には進まなさそうです。
そして、温泉業者からの抵抗~(  ̄っ ̄)

地熱をエネルギーにしてしまうと、温泉の湯量が減ってしまうのではないか、
と危惧しているわけです。
温泉学会と地熱学会は、
いまだにコミュニケーションが取れていないのが現状です

マエキタミヤコさんなんかは、「日本はもっと地熱に力を入れるべき」
と言っていますが、
これはこれで問題があるようです
例えば・・・
地熱の元は、マグマの中の放射性物質が出す熱で、
地熱を取り出すと言うことは、ウランを掘り出すのと同じように、
本来地下に眠っていれば何てことのない有害物質を、地上に取り出す作業なので、
公害を伴うと言うこと。
フィリピンの地熱発電所では、
岩盤の隙間にある水がマグマに温められて出てくる時に、
ヒ素化合物が含まれていたそうです

持続可能なエネルギーにシフトすることは大事。
それ以上に、エネルギーを使いすぎない生活にシフトすることも大事。

ありがとうございます。
mana

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