DAYS JAPAN 1月号

DAYS JAPAN 1月号より

Days Japan 1月号では、リベリアが取り上げられている。
リベリアは、西アフリカに位置し、海と3国に囲まれている国。
14年にも及ぶ長い内戦で、国も人々も深い傷を負っている。
内戦の詳細については、こちらを参考にどうぞ。

アフリカ大陸は広い。
北アフリカは観光業が盛んで見所もある。
東アフリカといえばサファリ?
アフリカ一、広大な面積を誇るスーダンは、
内戦のニュースで情報が新聞に載ることが多い(悲しいことだが)。
南アフリカといえば、サッカーを思い出す人が多いだろう。
しかし、西アフリカに目を向ける日本人は少ないのではないかと思う。
コートジボアールとかガーナは聞いたことがあっても、
「リベリア・・・???」
という感じではないだろうか?
というのも、2年前の私もそうだった。
NGOのインターンで、西アフリカのブルキナファソに行くまで、
ブラックアフリカのことは、よく知らなかった。

リベリアは自国で内戦が起こっているだけでなく、
隣国のシエラレオネの反政府勢力に武器を与え、その代わりにダイヤモンドを
受け取っている。そして、反政府勢力は、市民の手足を切り取るなど
残虐行為を行っている。
映画、「ロード・オブ・ウォー」でも、武器商人ユーリーは
リベリアに武器を売っている。


ついでに、リベリアの隣国で関係の深いシエラレオネについても
述べたいと思う。
シエラレオネという国も、日本ではあまり馴染みがないのではないだろうか。
平均寿命が最も短い国といわれている。
シエラレオネは、主に3つの集団に分かれ、対立を繰り返している。

シエラレオネは鉱物資源が豊富で豊かになりうる国。
しかし政府は国民の生活向上のために資源を利用する政策を取ってこなかった。
現在の、シエラレオネ国民の生活水準は世界最低レべル。
ダイヤモンドの利益はすべて戦争にまわされ、恩恵は国民に全くない。
内戦が長引く理由は、ダイヤモンドの利益が戦争に使われているからだといわれている。
シエラレオネ内戦はダイヤモンドの大消費地先進国、もちろん日本とも密接に関係している。
ちなみに、シエラレオネの反政府組織はダイヤモンドをリベリアを経由して、
ベルギーのダイヤモンド市場に流しているといわれている。
シエラレオネのダイヤモンドは、「血塗られたダイヤ」と言われている。

私もダイヤの指輪を持っています。
しかし、どこで生産されたものかは知らずに買いました。
今後はきちんと調べてから買わなくては、と思っています。

**今月、逗子でリベリアの写真展がありました。
 今年の夏は、横浜での開催があるかもです。

「戦争が終わっても」高橋邦典写真展in逗子
~西アフリカ・リベリアの子ども達~

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