たった今、
「サクリファイス」という
ドキュメンタリービデオを見ました。
先日、16日に行われた、
チェルノブイリ関連のイベントで上映された、
本邦初公開の映像です。
私はその時には見ることができなかったのですが、
知人がDVDを入手し、
念願かなって、見ることができたのです。
チェルノブイリ原発4号炉の爆発直後。
4号炉を空撮しているのですが、
凄まじいです!
当時、どんな状況だったのか、
本では読んでいました。
それでさえ、想像を絶していました。
しかし、映像で見てしまうと・・・・
ホント、言葉がでてきません。
涙もでてきません。
でも、心の奥底が凄く痛いのです。
「こんなに大きな爆発だったんだ・・・」
屋根が吹っ飛び、鉄筋が散乱し、
ウランがむき出しになっている。
爆発直後、4号炉の汚染除去作業者に抜擢された
5人の男性たち。
様々な疾患を抱え、
肉体組織が崩壊し、肉がそぎ落ち、
苦悶の中で亡くなっていく。。。
今現在、
「石棺」と呼ばれる4号炉は、
内部の化学反応により亀裂が入り、崩れる恐れがあります。
崩れたら「死の灰」が世界中に飛散するのです。
崩壊が先か、修復が先か・・・
ちなみに「チェルノブイリ」とは、
ロシア語で「にがよもぎ」の意。
世界の終末を予告した新約聖書・ヨハネ黙示録の不吉な草のことです。