六ヶ所村ラプソディは、
もうご覧になったでしょうか?
全国各地で自主上映が行われ、
今東京では、東中野のポレポレタイムスで、
アンコール上映を行っています
この映画は、
青森県六ヶ所村に作られた、
核再処理工場をめぐる住民たちを描いたもので、
反対派も賛成派も、どちらの立場も描かれています。
去年の3月、私が初めてこの映画を観たとき、
映画上映の前の、トークイベントで、
壇上の鎌仲監督のセリフがかなり印象的でした。
「原発から出た放射能廃棄物は、劣化ウラン弾としてイラクに落とされた」と。
で、映画を観たあと、単純な私の頭は
「実際に六ヶ所に行って、見てみなきゃ」
となり、
映画に出てくる、「花とハーブの里」チューリップ祭りの
お手伝いを申し出たわけです
(もちろん、押しかけたわけではありません。募集していたのです。)
畑仕事をしたことのない私は、
どんなに大変な作業が待っているのか、当日までわからないまま、
(当日、私なりに、大変なカルチャーショックを受けたわけです)
自分の直感を頼りに、六ヶ所行きを決めました。
六ヶ所には、「原燃PRセンター」というのが存在し、
原子燃料サイクルが、いかに安全で大切かということを説いています。
ここの3階は展望台になっていて、各施設が一望できます。
これが、再処理工場です。
ここで、ウラン、プルトニウム、廃棄物、に分別。
左の煙突からは、時速70キロで放射能がまかれています。
約6キロ先に、私がお手伝いしていた菊川さんちの畑があり、
ちょうどそこに放射能が降り落ちると考えられています。
この辺りは、低レベル放射能廃棄物埋設センター。
原発で使用した、水、紙、布などがここに。
で、この辺りはウラン濃縮工場です。
ここまで一望できると、ある意味、壮観です。
イラクやアフガニスタンで使用された劣化ウランは、
ウラン濃縮過程でできる物質です。
日本にもウラン濃縮工場が存在するわけですから、
決して「遠い国のできごと」というわけではないと思います。