戦争を考える in 川崎

川崎で、
①戦争の朗読劇
②イラクの現状と医療支援

のイベントが行われました。

JIM-kawasaki01

朗読劇は途中からの参加だったため、
最後の方しか聞くことができなかったのですが、
印象的だったのが、花火の話。
去年、孫と多摩川の花火大会に行った時のこと。
花火の連発音が、川崎大空襲のときの爆撃の音とリンクして、
戦争中のことを思い出してしまったとのこと。

私もつい数日前に知ったことなのですが、
長い間、紛争が続いていた国の子どもたちに、花火の映像を見せると、
「花火は爆撃の音と同じ」と、みんな怖がるそうです。
キレイなものを見てもらいたいと思って見せたものでも、
「怖い」と思う人たちがいるのですよね。

イラクの話は、
JIM-NETの事務局長である佐藤さんから。
メインは難民の話でした。
2003年1月に、小泉首相は、アメリカのイラク戦争を支持。
そして当時の川口外相は、「戦争が始まったら難民支援をきちんと行う」
と、表明。そして2億3000万円のお金がついてきました。
160ハリのテントを、ジャンボ機2機でイラクに運搬。
大パフォーマンスを行い、イラクから難民が出てくるのを、
それこそ「てぐすねを引いて」待っていたのですが、
実際、難民は出てきませんでした。
というのも、難民法に批准していないヨルダンが、
イラク難民を受け入れなかったのです。
そして難民は、イラクとヨルダンの間にある「ノーマンズランド」で立ち往生。

当時、こんな話がありました。
ヨルダンはイラク人難民は受け入れなかったのですが、
イラクから逃れてきたパレスチナ難民は受け入れてました。
イラク在住の、著明なパレスチナ人作家が難民となり、
その妻はイラク人でした。当時、奥さんは妊娠中。
旦那さんが有名な作家だったこともあり、
世論が後押しし、2人ともヨルダンに入国することができたのです。

じゃあ、それが一般市民だったら??
ヨルダンに入国できず、
ノーマンズランドに置き去りにされてる人たちはたくさんいるのです。
ちなみに、ノーマンズランドはイラクとヨルダン国境の間の
約2キロの土地です。
イラクの爆弾テロが、国境ギリギリの所まで追っかけてくるので、
ノーマンズランドの難民キャンプの中で、
爆弾テロが起きることがあるそうです。

さて、「しっかり難民支援をする」と公言して始めたイラク戦争。
ヨルダンには第三国の受け入れが決まらずに、
何年もの間、難民キャンプに閉じ込められている人たちが今でも存在します。
日本政府は一体何人のイラク人難民を受け入れたというのでしょうか?

110~130台を行ったりきたり
しています。

11~14番を行ったりきたり
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