チャルカの思想 1

先日、千葉の南房総にある鴨川和棉農園に、
1泊2日で行って来ました

わざわざ鴨川まで行こうと思った動機は、
土と戯れたかったこと
そして、糸つむぎや機織りのワークショップをしてみたかったと
なんとなーく、「楽しそう~v( ̄∇ ̄)v」と思って参加したのですが、
いざ行ってみると、衝撃的な学びや体験に遭遇したのですw(*゚o゚*)w

参加者は女性8人。
うち7人が東京や神奈川からの参加で、
若い人が多かったです

まず初日の午後
農園に到着すると畑に出て、棉摘みを行いました。

鴨川和棉農園で栽培されている綿は和棉だけで、
この日摘んだのは、大島在来種です。
夜盗虫に根が食われるので、
綿がなくて畑があいてるところもポツポツとありました

日本にはもともと250種ほどの和棉が存在したのですが、
今はほとんど栽培されておらず、
かろうじて残った約30種を、鴨川和棉農園で栽培しています

コットンボールをナマで見るのは、この日が初めて~~(* ̄∇ ̄*)エヘヘ
写真ではよく見ますが、ナマのコットンを目の前にしてドキドキ
もちろんここの和棉はオーガニックです。
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綿は、放っておくと背丈を越えるくらい成長しますが、
摘芯して腰の辺りの高さに抑えます。

これが摘芯。
茎を手で折ることです。

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綿の栽培で重要なのは、

水はけが良いこと
日当たりが良いこと
砂地がベスト

とのこと。

肥料は鶏糞(リン)を使っています。
鶏糞は実ものに使用し、牛糞(窒素)は葉もの栽培に使用します。

さて、収穫開始です
綿の種まきは4月~5月、遅くとも6月までで、
収穫は9月~始まり、年内に終わらせます。

まだ青々しい、コットンボール。
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これが徐々に茶色くなると、こんな風に、
パカッと割れます。

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弁がまだ青いときは弾きたてなので、
コットンがぶら下がっていても収穫しません。
弁が完全に茶色で弾けていたら、収穫です( ̄∠  ̄ )ノ

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辺りを見渡すと、地面に落ちている綿もたくさんあります。
和棉を含むアジア綿はもともとポタッと落ちやすいそうです。

そして、ちらほら花が咲いています

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花は最初は黄色で、徐々にピンクに変わっていきます。
なので同じ畑で、黄色とピンクの花が同時に咲き乱れることがありますが、
品種は一緒です。
この花の下に、青いコットンボールが隠れています。

収穫は綿だけです。
私たち8人プラス、農園スタッフ3人で、
約5キロの綿を収穫しました~

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よく、単一栽培だと土が痩せてしまうという話を聞きますが、
どうやら綿は単一でも可能らしいとのこと
しかし野菜は肥料を使うので、
野菜を育てた後の畑での栽培は難しいらしいです

アメリカ綿やエジプト綿に代表される新大陸綿は、
葉巻虫など、虫に食われやすいので、
農薬をたくさん使います
しかし一番深刻なのは、収穫のために枯れ葉剤を使っていることです(*・ε・*)

綿は、摘芯して上に伸びないようにしている分、
葉っぱが横に横にと伸びていきます。
綿栽培で一番面倒なのが収穫で、機械を使うのが一番手っ取り早いんです。
しかし横に葉っぱが伸びていると、葉っぱが邪魔で機械が入りません
そのため、枯れ葉剤を散布して葉っぱを枯らしてから収穫するのです。

しかし、先にも書いたようにアジア綿はすぐに落ちてしまうので、
機械での収穫はできないそうです。

つづく

ありがとうございます。
mana

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