毎年10月10日は国際死刑廃止デーです
私は去年、こんなことをこのブログで書きました
世界には、死刑廃止条約があるのをご存じでしょうか?
しかし日本はまだ批准していないので、
死刑が存置されています
死刑に値する主な罪状は、
①殺人
②強盗殺人
です。
批准しない主な理由は
①殺人を犯した人は死刑にすべき、という国民感情がある
②遺族の感情を考えると死刑は存続すべき
③死刑は犯罪の抑止力になる
というのが挙げられます
しかし「抑止力」に関しては立証されていないので、
何とも言えない状況です
そして、死刑廃止の主な理由は、
冤罪・誤判
です。
司法や警察の不透明さを考えると、
彼らは犯罪者を作り上げるために手段は選ばず、
どんなことをしてでも、犯人に仕立て上げるんだろうなあと思います
普段私たちは警察に取り調べを受ける機会なんてないので、
「真実を話せばわかってくれる」と思うでしょうが、
実際、疑われて・仕立て上げられて捕まったが最後。
そう簡単に身の潔白を示すことなんてできないんだろうなあと思います
そして裁判官だって人間です。
客観的に判断できなくて当然です
司法は専門的な領域でとっつきにくいのと、
私たちの日常からかけ離れているので、想像しにくいんですよね。
そして、
「自分の身には起こるはずがない。他人の事」という気持ちがあると思います。
しかし痴漢の冤罪はときどき聞く話ですし、
映画化もされましたよね。
そして、一度有罪になった人が、
長年の裁判で無罪を勝ち取る話も、ときどき耳にします
そして、冤罪だろうと思われるのに死刑が執行された人もいます
私は倫理的に、
国家が「死刑」という「人殺しをすべきでない」と思うのですが、
それ以上に、日本の司法や警察を信じられず、
「冤罪が、いつ自分や家族の身に降りかかるかわからない」と思うと、
たやすく、「死刑存置」とは、恐ろしくて言えません
司法や警察の醜聞って、あまりマスコミには流れませんが、
ネットで検索すると、きちんと書いてる人たちがいます
月刊マスコミ市民も、面白い文章を書いています
「弟を殺した彼と僕」という本を書いた原田さんは、
保険金目当てで、弟さんを殺されています
原田さんは犯人の死刑を望んでおらず、
「生きて償って欲しい」と望んでいました。
しかし犯人は死刑の判決を受けて、亡くなってしまいます
原田さんはこんなことを言っています。
遺族が「死刑を望んでいない」と言えない風潮が日本にはある。
そう言ってしまうと、バッシングを受けるんだ。
と
つづく