日本エコツーリズム協会とは
生物好きな私が数年前からお世話になっている団体です。
『NPO法人日本エコツーリズム協会(JES)は、エコツーリズムの理念を日本国内に普及し、ひとりでも多くのエコツーリストを育てることを目的に設立されました。美しい地球と楽しい旅を次の世代につなぐために活動しています。』(サイトより引用)
定期的にエコズーリスムに関するイベントを都内で開催しています。
第31回JESフォーラム 『楽しい、アラスカ・ガイド入門』
先日私が参加したイベントはアラスカがテーマ。ゲストスピーカーは毎年恒例の河内牧栄さん(NATURE IMAGE/ネイチャーイメージ)です。
トークの第1部は、アラスカでもチラホラ見かけるようになった違法なツアーについて。ツアー料金は普通、銀行口座に入金するのが一般的ですが、現金書留にしてドロンしちゃうとか。レンタカーの保険に入ってないとか。
アドベンチャー系のツアーで時々見かける「ツアー参加者は<同行者>です」というような但し書き。「お金を払って参加するんだから<お客さん>だよね」と、突っ込みを入れたくなる。何かあった時のリスクを背負いたくない、ということか?
トークの第2部は、最新の野生動物の写真や動画がざくざく~~!!
出だしはオーロラから~
13分のオーロラの映像を、河内牧栄さんのギター生演奏を聴きながら堪能~オーロラって、青とか赤とかもあったと思ったけど、この時の画像は緑一色。
牧栄さんは州都のフェアバンクスから45キロ離れたタイガの森の中でご家族と暮らしています。傾いた中古の家を買って自分たちで修理して、電気もガスもない場所で薪を割り、水を引いて・・・?ん???どうやって・・・?確かトイレは屋外にちっちゃい小屋を作ってて、シャワールームは今年初めて家の中に作ったって言ってたけど・・・
素敵な手作りログキャビンにオーロラを観測する場所があって、そこで撮影したものを今回見せて頂きました。
野生動物のかずかず~
ブラックベア、グリスリー、ジャコウウシ、オオカミ、ヘラジカ、カリブー、シロフクロウ・・・
ジャコウウシは「氷河期からの生き残り」と言われていて、アラスカでは毛皮や食肉のため乱獲されて1度絶滅してしまいました。なので今アラスカにいるジャコウウシはグリーンランドから連れてきて繁殖させて自然に帰したものだそうです。
ホッキョクジリスは小さいので熊の餌にされてしまう。そしてキツネやフクロウからも狙われます。1年のほとんどを眠って過ごし、冬眠中の体温がマイナスになることも!なのに、冬眠後の脳の回復力は早く、しかも冬眠後の方が脳の動きが良いんですって。不思議~~
ドールシープはオオカミを避けて崖の上で過ごしている姿をよく目にします。
ミユビゲラはキツツキの一種で、戦後日本の北海道で数回確認されたことがあるそうです。
サンダルの底に針が刺さると抜けないヤマアラシ、熊の中で唯一海洋性のホッキョクグマ。へ~~!という感じです。
アラスカはシャケの宝庫ですが、採って良い量が決まっていて、1家族紅シャケ30匹、キングサーモン1匹なんですって。
ちなみにアラスカでキャンプをする時に気をつけなければならない動物は熊とヘラジカ。2年前に人間が熊に食べられてしまった事故があったらしいです。そしてアラスカで最も怖い動物はヘラジカ。蹴られたら死ぬこともあるらしいですよ!
アラスカは化石の宝庫
3億3000万年前の珊瑚の化石がごろごろ見つかったり、ジュラ紀の恐竜の化石も出るらいしですよ。三葉虫やカブトガニの化石もユーコン川沿いで見つかるんじゃないか・・・とのこと。ググってみると、デナリ国立公園では白亜紀の恐竜の化石も見つかっているようですね~
アラスカに行きたいぞ~!!!