子どもたちの学習会@風まちサロン

風まちサロン

1人暮らしの高齢者や、病気や障がいを抱えている方々が気軽に集える場所として、風まちサロンを運営しています。母体はスープの会です。
→「スープの会」は毎週土曜日に新宿の路上生活者を訪問している団体です。

子どもたちの居場所づくり

「人って何処かに帰属したがる生き物」と私は思っている。もしくは、何かとつながって生きていると思う。それが同じ人間でも良いし、動物かもしれないし物かもしれないけど。そしてそれは、自分にとって「心地良い居場所」になるんだと思う。そこに居れば「守られてる感」が得られたり。

それって誰にでも必要で、その居場所が「家庭」であるのが理想だと私は思ってます。でも、もちろん全ての人にとっての家庭がそうであるとは限らないし、もしくは家庭以外に居場所を求めたい人もいると思う。

私は数年前から自分の地元に、そういう「居場所づくり」をしたいなあと思っていて、特に女性や子どもたちの居場所にこだわりたいと思ってます。

そんな時、いつもお世話になっているスープの会の新部さんから「子どもたちの学習会を毎週月曜日に開催することになったんです」という話を聞いて、「是非私にもお手伝いさせてください!!!」とお願いしました。

勉強

自分たちで場をつくる子どもたち

もともと風まちサロンは、小学生の放課後の居場所になっています。今回の「学習会」を立ち上げたのはそれとは別に、自宅が勉強する環境にない子どもたちとか、1人では宿題がはかどらない子どもたちを対象に、「勉強する場」を提供する、というもの。

最初は1人の子どもからスタートした学習会。毎週月曜日の17:00-18:00だけ勉強時間に切り替える、というのはなかなか難しい。遊びに来ている子どもたちがそのまま居残り、でも勉強はしたくない~~17:00になってもゲームしたりスマホいじったりお菓子食べたり・・・が1か月ほど続いたそうです。

がしかし、1人の子が「うるさくて勉強できない!」と言ったことで、少しづつ学習会の場ができてきたとのこと。それからは「家に帰りたくないならココにいても良いから、でも静かにしてようね」という約束をちゃんと守る子どもたち。きっかけがあって理由が分かれば、自分たちできちんと場を整えることが出来るんですよね~

20151109_160707000_iOS

がっつり勉強、とは違う

学習会に参加している子の中には椅子に坐ったり、物事に集中するのが苦手な子もいて、だから大人がマンツーマンでついてガッツリ勉強を教える、という感じではありません。もちろん、マンツーマンにはなるんだけど、まずは宿題を見て一緒に考えて、時間があまったら本を読んだり工作をしたり、他のことをします。

「新しい知識を身につけるって楽しいんだよ」とか「分からなかったことが分かるようになるって面白いよね」というのを一緒に体感できたらいいなあ~と思ってるんだけど、すぐにはなかなかそこまでは行きませんね~

今日で2回目の参加の私。
前回は小学生低学年の算数を一緒にやって、今日は同じ子の感じの書き取りと算数の計算を一緒にやりました。わりと独創的な発想をする子で、でもそれを否定するわけにもいかず、「ええっと、なんて言ったら良いんだあ~!?」と試行錯誤する中、最後にはその子が自分で帳尻を合わせてました。で、ちゃんとできてるんです。

おもしろ工作

今日ボランティアで参加した橘さんが、「子どもたちの知的欲求を駆り立てるグッズ」として「ベンハムの独楽」や「紙知恵の輪」「不思議カード」「万華鏡」などなど、面白いモノをたくさん持ってきてくれました!!大人も子どもも興味津々で手に取っていろいろと触ってみるけど、やっぱりアタマが柔軟なのは子どもだと改めて実感。

20151130_092705000_iOS 20151130_092955000_iOS 20151130_093031000_iOS

月1くらいしかお手伝いができないけれど、大事な事だと思うので細々と続けて行きたいと思っています。

スポンサーリンク


スポンサーリンク