2年前、8/15に靖国神社に行ったときは夕方だったため、
人が多いとは言っても、歩けない程ではありませんでした
しかし、「今年は午前中に行ってみよう」と、
九段下に着くと・・・
いろんな主義主張をしている方たちがビラ配りをしており、
その脇を縫って、ひたすら歩きます
車道には、たくさんの警察車両
参道を歩くと、追悼集会が行われていました。
ここに到着したのがちょうど正午
天皇陛下の言葉がスピーカーから流れたあと、
1分間の黙祷です。
その後は、参拝する人の山で、参道は身動きがとれません
お正月の明治神宮のようです。
私は脇をすりぬけ、遊就館へ。
いやはや、ここも凄い人の数
何をする気にもなれず、そのまま帰ってきました
帰りの道すがら、
黒いスーツに身を包んだ恰幅のいい男性と外国人がもめており、
警察が仲介に入ったり、
(スーツの男性に媚びた態度の警察は気に入らない)
日赤の従軍看護師の格好をした女性や、
銃剣をもった日本軍の格好をした男性たちが行進してたり、
定番の方々は、今年もいらっしゃいました
8/15の靖国で興味深いのは、
普段なかなか接する機会のない人たちに出会えることです
九段下に着いてまず目にしたのは、
新疆ウィグル自治区の被爆者救済を求める団体の人たちです。
日本はよく、
「唯一の被爆国」という言い方をしますが、実際は違います。
カザフスタンのセミパラチンスクでは、
旧ソ連時代にソ連が467回の核実験を行い、
いまだにガンや白血病、先天性異常で苦しんでる方がたくさんいます
そして、新疆ウィグル自治区では中国が延べ46回の核実験を行っていますが、
中国政府は被害状況を公表しないし、
現地調査も許可しないので、詳しい状況はわかっていません
広島・長崎で原爆が落とされてからも、
放射能が出る兵器は、実践で使われています
そして、核兵器の開発・製造の過程でも被害は出ているわけで、
そういう世界各国の被爆者とともに、核廃絶を訴えていくべきだと思うんです。
日本が、「唯一の被爆国」と悠然と構えているのではなく、
もっとリーダーシップをとって、
ほかの被爆国に働きかける必要があるでしょう
そんなことを悶々と考えながら、靖国をあとにしました
ところで、トイレに立ち寄った遊就館でたまたま目にした機関車。
泰緬鉄道で使われたものとのこと。
5月に行ってきたカンチャナブリが懐かしくなりました