私の思い、改めて。

今まで、いろんな情報と共に、自分の思いを織り交ぜて
伝えてきました。
なので、私の個人的感情をストレートに投げていいのか
戸惑いもあります。

私は小学生の頃から学びたい学問があり、
一浪して大学に入ったのですが、
大学1年のときの初めてのタイ旅行でストリートチルドレンを
目の当たりにし、「国際協力」という分野に興味を示すようになりました。

最初は、「国際公務員」という大きな目標を掲げていたのですが、
現地に密着した支援がしたいと思うようになり、
看護学校に入学、看護師免許を取得し、今に至ります。

その後もしばらくは、国連で働きたいという思いがありました。
しかし、いろんな現場を見てきて最近思うのです。

国際機関やNGOで働いている人たちは、
ほんの一握りです。
大多数は、普通の、一般市民。
世界を変えるのは、その一握りの人たちではありません。
もちろん、彼らは、私たちを先導するという大切な役割があります。
しかし、普通の人たちの、草の根の、底上げの力が
一番重要で大切なんだと思います。

私たちには、仕事があり家庭があり、毎日の生活がある。
特別に、ボランティア(私はこの言葉が好きではないのですが)を
する時間を設けることができる人たちばかりではありません。
私たちの普段の生活の中に、無理なくマイペースにできる、
「何か」が必要なんだと思います。
それは、新聞を読んだり、ネットで情報収集したり、
「知る」ことでもいいと思います。
または、買い物するときは、できるだけフェアトレードのものを
購入するとか、オーガニックのものを購入するでもいいと思います。

そして、その「いいこと」を誰かに伝えることも大切なんだと思います。
得た情報を家族に話す、観たドキュメンタリー映画を友達に話す。
美味しかったフェアトレードのチョコを会社の同僚に、おすそわけ。

普通の私たちが行う、支援される側もする側も幸せになれる
「何か」をすることが大切なんだと思います。

しかし私は、「何ができるだろう」と考えた結果、
実は、答えが見つかりませんでした(苦笑)。
なので、私が今やっていて楽しいことは、
NGOの講演会や勉強会に参加すること。
そしてネットをすること。
これを組み合わせて、ブログやまぐまぐでマイペースにいろんなことを
書いています。
最初は、「できるだけ多くの人に伝えたい」と
気負っていたところもありました。
しかし、たった一人の人に伝えることができれば、
それは素晴らしいことなんだと思えるようになりました。
私一人の力では無理でも、みんなでやれば大きくなるのだと思います。
ペイフォワードのように、一人が三人に伝え、
その三人がまた三人に伝え・・・

誰にでも何かできることがあるはず。

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4 件のコメント

  • 1昨年の今頃ウーマンジズ・メッセージから会報が送られてきました。
     その中に「戦いを止めた女性たち」の京都公演のビラが入ってきました。内容を見るとグルジアの女性たちが戦場へ乗り込んで戦いを止めたというドキュメントでした。猛烈に見たいときもちに駆られました。デモ京都まで出かけるのにはと躊躇しました。然しそれでも見たい。
     名古屋でやっても良いな。然し自分には知人も組織もバックもない、しがない年寄りに何が出来るのだろうか?たった一人の観客でも見に来てくれるならありがたい。名古屋でやろうと決心しました。
     たった一人の力のない私にも友人から友人への口コミからの協力が実って100人以上のお客さんが見に来てくれました。
     人が少なかったといってそれはあなたの責任じゃない。然し多かったからといってもあなたの功績でもない。
     神様のみこころのまま気張らずに自然体でいいんんじゃないだろうか。

  • >ほっこり庵如雨露さま
    大切なメッセージをありがとうございます。
    >神様のみこころのまま気張らずに自然体でいいんんじゃないだろうか。
    そうですね、ホント、そう思います。
    今年は、肩の力を抜いて、自分の体を大切に、
    活動していきたいと思っています。

  • 自然体で、無理なく、自分の想いを人に伝えて、ひとつのムーブメントになるといいですね。
    水面の波紋のように、広がりますように。

  • >たきぽんさん
    コメントありがとうございます!!
    去年は、時々、自分に余裕がない時、
    「メッセージを送り続けることに意味があるのだろうか?」と
    悶々と考えていた時期もありますが(笑)、
    このブログを見に来てくださる方がいる限り、
    続けていこうと思っています。
    みなさんに感謝!です。