アル・ワリードでのミッション①
アル・ワリードでのミッション②
アル・ワリードでのミッション③
アル・ワリードでのミッション④
私が関わっている、
日本チェルノブイリ連帯基金(JCF)はイラクの医療支援を行っており、
JIM-NETの構成団体の1つです
私は数年前から、イラクの難民キャンプでの活動を行っているのですが、
去年の活動内容が途中のままだったので、
その続きを、書いていきたいと思います
→前回までの話は、上記を参照にしてください~
アル・ワリード難民キャンプに到着して最初に連れて行かれたのが、
クリニックです
一通り、提供した医療器機を見せてもらい、
どんな風に使用しているのか確認したあと、
キャンプ内を見てまわることにしました
去年までは別のところにあったキャンプがここに移動してきたのは、
①治安の強化
②インフラ整備(特に水のパイプライン)
と聞いています
途中まで私たちに同行していた、UNHCRの職員に、
「水量・水質の改善がなされているのか?」と聞いてみると、
「水はきれいだよただ、足りないことが問題なんだ」と。
少し歩くと、雑貨屋さんがありました
まわりはゴミで溢れています・・・
ああああ・・・
卵が直射日光にさらされてるうう~~
去年の夏、キャンプ内の雑貨屋だったかカフェだったかで、
モノを食べた人たち約90人が、食中毒になったって言ってたのに・・・
さらに進むと、
メインストリートにぶつかりました
両脇に、タンクのある建物が並んでいますが、
これはトイレ&シャワーです
中に入ると・・・
ここでも、ペットボトルが落ちている・・・・
ペットボトルは、水を汲んで流すときに使います
つまり、トイレの水が流れないから、
ペットボトルで水をここに運び、汚物を流し、
カラになったペットをここに捨てて帰るのです
移転前のキャンプでも、こういう光景が見られました
さらに行くと、共同の水道です
各家庭、たくさんのバケツやポリタンクを持参し、並べ、水を汲みます。
遠くに見えるタンク。
これらのタンクには、毎朝6時に水が供給されます。
しかし、1時間でなくなってしまいます
→ということは、水道の前に並べているポリタンクは、
明日の朝のため、ということでしょうか
水道から汲んだ水は、
各家庭に備わっているタンクに、移し替えられます
そして、地中から見えるパイプをたどっていくと・・・
どうやら、壊れている様子
インフラ整備は、イラクの会社が行っているようですが、
パイプに使っている素材が良い物ではなく、壊れやすいとのこと。
でも、イラクの会社は適切な素材を持ち合わせていないので、
何回やり直しても、壊れてしまうのです~~
→プラスチックで、作っています。
その上、キャンプ内で不満を口にすると、
イラク警察に捕まるので、誰も抗議することができずにいます
しばらく歩いた後、
あるテントでじっくり話を聞くことになり、
ガフア(コーヒー)をごちそうになりました
話の中で、「水」に及んだとき、
「このキャンプの水は汚いです前と、変わっていません」と。。。
実際、どんな水を使っているのか見せてもらうと、
ひぇぇぇぇぇぇぇぇ~~
つまり、私たちが飲んだコーヒーも、
この水を使ったんだよねえ~~~
なので、お金のある人は、トラックのドライバーから水を買ってしのいでいます
→このキャンプは、幹線道路沿いにあります。
UN(国連)の職員は、キャンプに来ても、偉い人同士で話をして終わり。
テントの中まで入ってきて、話を聞こうとはしない
けど、NGOは違う。ちゃんと状況を見て、話を聞いてくれる
そんなことを言っていました
つづく