最近、ツイッターを始めました。
ここに来て私が一番驚いたのが、
研究用の原子炉で使うウラン燃料の濃縮度が、
93%だったということです~~∑(`□´/)/
京都大学原子炉実験所にて①
にも書きましたが、
普通、商業用の原子炉(つまり原発)で使われるウランは、
濃縮度が3-5%なわけです
3-5%の低濃縮ウランは核兵器にはなりません。
しかし93%の高濃縮ウランだと、核兵器に転用できるわけです。
京都大学と日本原子力研究開発機構(本部・茨城県東海村)が
持っていた高濃縮ウランは、核兵器約20発分
アメリカは核拡散を防ぐために、
世界に散らばっている研究用の高濃縮ウランをほぼ回収し、
日本にも今後売らないことにしました
燃料が手に入らなくなる、とのことで
京大原子炉が廃炉になる危機にさらされましたが、
低濃縮ウランを購入できることになり、この問題は解決しました
いくら研究用とはいえ、
そんなものが日本にあったとは、原子力にシロウトの私には
ビックリの事実だったわけです~∑ヾ( ̄0 ̄;ノ
ちなみに、ウラン235の濃度が20%以上のものを
高濃縮ウランといいますが、研究用原子炉の他、
軍事用艦艇に使用されています。
原子爆弾に使われるのは濃度90%以上(最低70%)です。
それだけ、研究用原子炉での取り扱いに、
注意が必要だったはずです
しかし調べてみると、原子炉の内圧異常で自動停止があったり、
制御棒の不具合で手動停止したり・・・
じゃあ、こんな研究用原子炉を熊取に作ることを
住民は反対しなかったのかなあ~~
やはり、予定地が反対運動にあい、
宇治、高槻、四条畷と候補地が転々とし、
熊取に決まったときも、隣接する泉佐野を中心に
反対運動が起こりました( ̄‥ ̄)=3 フン
しかし結局は、
大阪府が「平和利用を監視する」という条件で
許可されたそうです
日本全国には5大学に研究用原子炉が置かれています。
そのうち、
立教と武蔵工業の研究用原子炉は廃止になり、
運転が続けられているのは、京大、東大、近畿大
廃止の理由は、
武蔵工業は89年に水漏れ事故を起こして以来、運転停止状態。
補修も考えたが、地元住民の反対もあって廃炉決定。
立教は、京大と同様の燃料問題を抱えていたのと、
年間1億単位でかかる維持費が原因だったようです
国策としての研究用原子炉と、大学の研究用原子炉は、
目的が違うため、共同研究はできないといいます
しかし日本全国に、
こんなにたくさんの研究用原子炉をばらまかなくても、
いいんじゃないのかなあ~??と思ったりします(*・ε・*)
そろそろ、今まで原子力研究にまわしていたお金を、
自然エネルギーの開発にまわしてはどうでしょうか~?
それに、廃炉の問題もありますしね・・・
大学が払えるようなお金ではないし、
どうするんでしょうかねえ~??
→廃炉とは、古くなって使えなくなった原子炉を解体して
撤去すること。そのまま使い続けると放射能漏れなど事故を
起こしやすくなります。
原子炉は永遠ではありません。
放射能を大量に浴びて、ボロボロになるわけですから・・・
最初、原子炉の寿命は10年とも20年ともいわれていましたが、
とうに30年を越え・・・
原子力というと、難しい話のように思いますが、
自分たちの生活に直結している問題なので、
もう少しわかりやすく、
たくさんの人に興味を持ってもらえるような情報開示が
必要だと思います~(*゚▽゚*)
しかし、電力会社が流しているテレビCMは、
いただけませんね~(  ̄っ ̄)ムゥ
あの内容が「ウソ」とは言いませんが、
情報が足りなさすぎて、誤解を与える内容だと思います
夫の実家に行くと、浜岡原発のCMが流れ、
その度に憤る私なのです・・・(; ̄Д ̄)
日本の大地が、放射能に侵されることなく、
100年先も1000年先も美しい花が咲き続けるような、
そんな日本を自分の子どもたちに残したいと思います
ありがとうございます。
mana