秀山祭九月大歌舞伎

碁盤忠信

太刀盗人

一條大蔵譚

ここ最近の伝統芸能の演目は、源平合戦がらみが続いています。似たような内容でも違った視点から見れるので、それはそれで興味深いのですが。

「太刀盗人」は狂言のような舞踊劇で、登場人物の掛け合いがかなり笑えます。「碁盤忠信」と「一條大蔵譚」が源平合戦の涙を誘うストーリーなので、その間に笑いを持って来た、という感じ。

義経の家臣である佐藤忠信は源平合戦の中で話の中心に来ることはあまりないのだけど、忠信が碁盤で戦ったという逸話を描いたのが「碁盤忠信」。自害した妻の小車の愛情が何とも言えませぬ。
で、「一條大蔵譚」。中村吉右衛門演じる一條大蔵卿の阿呆ぶりがなかなかかわゆいのです☆大蔵卿が着ていた直衣のホウが素敵で、白地にカラフルな菊の図柄。指貫は綺麗な若葉色~~見ていてうっとり。でまた、鬼次郎&お京夫婦の着物がお揃いで、紺と紺桔梗のような色が上品なんです!!

舞台の内容も着物も堪能した半日でした。お弁当も美味しかったあ~~

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