今年の『医療的ケア』の授業。経管栄養法が終わりました。

数年前から、福祉の学校で講師をしている私。今回の授業は、『医療的ケア』の「胃瘻・経鼻経管栄養法」です。

前回の「喀痰吸引」の授業の時は、学生さんたちの頭の中に「利用者さんの命を預かっている」という認識が薄く、「最終的には看護師さんがフォローしてくれるんでしょ」というような意識の低い方々もチラホラ。しかし実技を行う中で徐々に、「自分たち介護職員にも命の責任が生じる」という事が実感できてきたようです。

経管栄養法は管理が難しく、医療事故も起きています。五感をフルに活用して観察をしなければならず、しかし学生さんたちにはその観察の根拠を自ら考えることはかなり困難です。そのため、ひとまず観察項目を暗記させて、そこから余裕があればその根拠を一緒に考えていきました。

最後に「医療的ケアは本当に、介護職員がするべきケアでしょうか?」という難しい問題提起をして終了しました。自分たちが行うケアについて、常に考えながら前進してもらいたいなあ~と、思います。

スポンサーリンク


スポンサーリンク