日本人は、熱しやすく冷めやすい。
コンゴ民主共和国の戦争も、いつの間にか
私たちの記憶から忘れ去られてしまっている。
知らない人も多いだろう。
新宿パークタワー1Fで、
国境なき医師団主催、
「コンゴ民主共和国・忘れ去られた戦争」の写真展が
開催されている。
新宿西口に位置し、
多くのオフィスがひしめいてるこの地域。
しかも今日は平日。
だが、この写真展に足をとめる人は少ない。
私は以前、「性暴力被害者支援専門看護職」の養成講座を
受講しようと思っていたことがある。
アフリカでの看護を一生続けようか・・・
そんなことを考えていたときに、受講することの必要性を
感じていたからだ。
紛争や災害が起こる場所では、必ず性暴力が付きまとう。
コンゴの戦争でも例外ではない。
というより、コンゴでは性別を問わず性被害が多発している。
写真の中に、
セックスワーカーの少女の写真があった。
凍ったガラス玉の様な瞳をしている人たちが多い中、
その少女の瞳は、まだ希望を宿していた。
いつか、絶対、ここから出られる・・・
それともそれは、何もできない私の罪悪感が、
そう見させたのだろうか。