Peace On主催の、「非戦を選ぶ演劇人の会 ピースリーディング」
に行ってきました。
(詳細はコチラ)
当日券でも何とかなるだろうと思い、行ってみると、
物凄い人・ひと・ヒト!!!
今の日本人にとって、「戦争と平和」というテーマがいかに身近であるか
再認識したとともに、これがもしあまり知られていない国の戦争を
扱っていたら、これほどまで人を集めることができるだろうか・・・
という疑問が湧き上がり、少し切なくなった。
第一部がイラク・パレスチナ、第二部が太平洋戦争のリーディングで
その合間に、ドキュメンタリー映画の冒頭を見せてくれたり、
Peace On代表のトークもあった。
今のイラク国民の恐怖は主に二つである。
①治安の悪化
②家宅捜索
今のイラクは何でも暴力で解決しようとしている人たちが横行しているため、
治安の悪化は、かなり深刻な問題である。
そして、家宅捜索。
イラク軍が家々を襲っては、15歳から65歳までの男性なら誰でも
「容疑者」として手当たり次第に拘束し、その上略奪もしている。
まるで、米軍が占領後すぐの何ヵ月か強制家宅捜索を繰り返していたのと
同じである。
イラクのインフラは整備されていない。
夏に浄水場が破壊され、深刻な水不足に陥っている。
そして毎日停電続きで、一日のうち約1時間しか電気がつかない。
これらのインフラ整備にまわるお金がセキュリティにまわって
しまっているのが実情である。
この日紹介されたドキュメンタリーフィルムは2本
まず1本目は、「ファルーじゃからの証言」
2004年11月に米軍がファルージャを包囲攻撃し、
数千人の住民を虐殺したことをご存知だろうか?
このフィルムは、そのファルージャに潜入して撮影された映像と、
生き延びた人たちの目撃証言で構成されている。
そして2本目は、古居みずえ監督の「ガーダ」
女性と子どもに視点を置いて、パレスチナの日常をおさめている。
(参考にコチラ)
このイベントが行われたのは12月8日。
日本が真珠湾を攻撃した開戦の日。
そして、平和を訴えたジョン・レノンが亡くなった日。
「もう二度と戦争はしない」と誓った日本が、いつの間にか戦争に賛成し、
自衛隊をを派遣し、侵略を肯定しているのは、何故なのでしょうか。
いくつもの選択肢の中から平和を選び取るために、
私たちは何をすべきか考え、行動し、
子どもたちのために未来に伝えていきたいと思う。