スベトラーナ・アレクシェービッチさん『ノーベル文学賞受賞 』

今年のノーベル文学賞受賞

ベラルーシの作家であるスベトラーナ・アレクシエービッチさんがノーベル文学賞を受賞したと聞いた時、「ふーん、ベラルーシの人かあ~」と思わず聞き逃してしまいました。まさか、あの「チェルノブイリの祈り」の著者だとは思わず、不覚にも私の頭の中でリンクしなかったのです・・・

講談師の神田香織さんの講談「チェルノブイリの祈り」を1度聞いたことがありますが、涙・涙の大泣きで、涙が最後まで止まりませんでした。ああ、もう一度神田さんの「チェルノブイリの祈り」が聞きたい!アレクシエービッチさんの作品を読み直そ!

そして私が理事を務め、看護師として関わる「認定NPO法人 日本チェルノブイリ連帯基金」がアレクシエービッチさんと関わりがあったなんて、昨日まで知りませんでした。2003年に松本に招聘したことがあるそうで、その時の記事を以下に引用しました。

「認定NPO法人 日本チェルノブイリ連帯基金」より抜粋

認定NPO法人 日本チェルノブイリ連帯基金 以下、JCF

10月8日、ベラルーシ人の作家スベトラーナ・アレクシエービッチさん(67)がノーベル文学賞を受賞された。
 
アレクシエービッチさんは、東京電力福島第一原発事故についても積極的に発言し、高度に発達した技術に依存する現代社会への警告を発しています。
 
事故直後、仏紙リベラシオンのインタビューに対して「(チェルノブイリ原発事故に続く)2回目の原子力の教訓が、技術が発展した国で今起きています。これは日本にとってだけでなく、人類全体にとっての悲劇です。私たちはもう、ソビエト体制にも全体主義にも、誰に対しても罪を負わせることができないのです」と指摘しました。
 
2003年に国内のチェルノブイリ支援団体が連携し合ってアレクシェービッチさんを日本に招き、全国で講演会が開かれました。

2003年講演会の様子

この時、JCFはアレクシェービッチさんを松本に招き、10月15日に松本市あがたの森文化会館講堂でJCFセミナー「チェルノブイリの祈り」を開催しました。第二部は神田香織さんの語る講談「チェルノブイリの祈り」というプログラムでした。
 
セミナーには、平日の夜にもかかわらず、280 人を越す参加者で満員の盛況となり、たくさんの反響をいただきました。またこのイベントには松本市内三校の高校生が準備会から運営に参加して、当日も多数の高校生が熱心に耳を傾け、感想を寄せてくれました。

スベトラーナ・アレクシエービッチさん

以下の写真は全て、認定NPO法人 日本チェルノブイリ連帯基金からお借りしました。

第一部は、アレクシェービッチさんとJCF理事長鎌田實のトーク
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アレクシェービッチさんと講談師・神田香織さん
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アレクシェービッチさんを松本城にご案内
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アレクシェービッチさんと神谷事務局長
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