1か月前の話です
2008年12月10日。
「世界人権宣言」が国連で採択されて60年
第二次世界大戦のあと、
二度と同じ悲劇は繰り返さない、という誓いの元に生まれました
世界中のすべての人たちの人権を守るために
ちょうど60年のこの日。
アムネスティ・インターナショナル日本が主催の、
「和太鼓とアイヌ音楽」のライブに行ってきました
まさに、この日に相応しいイベントです
私はアイヌの伝統弦楽器「トンコリ」や、
「ウポポ」という伝統的な歌を聴くのはこの日が初めてだったのですが、
厳かな旋律、優しげなハーモーニーに魅せられてしまいました
そして和太鼓
力強さと繊細さがミックスされた、日本の誇るべき音楽です。
自分の原風景を思い出し、「日本人で良かった」と心から思いました
和太鼓もアイヌ音楽も、それ自体とても魅力的なものです
しかし同じ空間で両方の音楽を聴き、
自分のルーツである日本の音楽の素晴らしさを再確認することで、
よりいっそう、「アイヌ音楽を大切にしたい」
「アイヌの人々や伝統をもっと大切にしたい」と思ったのです
自分の文化を大切に思えるからこそ、他の文化も大事に思えることを、
改めて実感しました
この興奮冷めやらぬうち、私の心に浮かんだのは、
イラクのアルワリード難民キャンプで出会ったパレスチナ人のことです
そして今思うのは、
ガザとイスラエルのこと
違う民族が一緒に暮らすことって、
そんなに難しいことなのでしょうか?
民族の間に、いろんな利権を絡ませるからややこしくなり、
戦争が起きるんじゃないでしょうか?
余計なものを取っ払って、
お互いを大事に思い合う気持ちだけあればいいのに・・・
平和に、幸せに暮らしたいという思いは、
みんな同じなのにね。