ハンガーストライキ①

usiku03

牛久にある、法務省東日本入国管理センターには、
難民申請者やオーバーステイの外国人が300-500人ほど収容されています
人権を無視した劣悪な環境、
人を人とも思わない、冷徹な仕打ちに、
以前から自殺未遂者は時々いましたが、
今年に入り、2月に日系ブラジル人が
4月に韓国人が自殺しています

そんな中、収容所内での待遇改善を求めて、
約70人の男性たちが、5/10からハンガーストライキを
開始しました(*・ε・*)ムー

それと当時に、ハンストが拡大しないように、
収容者たちの行動を制限し、
→中ではブロックごとに生活していますが、
他ブロックの人たちと会ったり手紙を渡したりなど、
できないようになってしまいました。

面会時間も、30分から20分に短縮
そして、ハンスト中の人と面会するときは、
必ず監視役の職員が付き、私たちが話すことを記録しています

今回たまたま、5/12に面会・メディカルチェックすることになった私は、
アムネスティと連絡を取りながら、
内部の情報収集をすることになりました

ハンスト中の人たちは、各ブロック毎に「要望書」を出しています。
私が面会したリーダー格の男性がいるブロックで要求していることは、
一番は医療の改善です。

常々、牛久の収容所では医師や看護師の仕事の怠慢が指摘され、
「ちゃんと診てくれない」
「どんな症状を訴えても、同じような薬しかくれない」
「薬漬けにされる」
「痛くても、苦しくても、『大丈夫、大丈夫』と言われる」
「下を向いてカルテに記入するだけで、話を聞いてくれない」
などなど、
とにかく医療に対する不満が大きい(  ̄っ ̄)ムゥ

職員は、ハンストをしている人たちに対し、
一人一人に「どうしてご飯を食べないのか?」「何が問題なのか?」と
聞くと共に、
「続けるなら大村
→長崎の収容センター。辺鄙な場所にあるためなかなか面会ができない。
つまり社会から更に隔離されることになる。
に移送する。」と脅され、
「待遇を改善するつもりはない」と言い切ってる職員もいるとのこと

そんな中、私は結核に感染している収容者に面会をしました。
保菌してるだけで発症はしていないようですが、
こんな劣悪な環境で栄養状態が悪い中、
いつ発症してもおかしくなく、
しかし、どうやら保健所が入ってる風もなく、
抗結核薬の予防投与も始まっておらず、、、

面会ボランティアの方々に話を聞くと、
牛久の収容センターでは、以前から結核の治療が充分に行われていないということ、
他にも保菌者がいるとのこと。

こんなお粗末な医療体制では、
収容者の方々が怒るのは当然、と言うしかないでしょう。

usiku02

つづく。

ありがとうございます。
mana

スポンサーリンク


スポンサーリンク