東大昆虫館にドキドキしながら行きましたが、行って正解◎充実していました!

昆虫、というより虫が苦手な私。でも、学術的な興味はあるので、好奇心に押されて行ってきちゃいました。

「昆虫」と「虫」の定義は異なり、昆虫とは「節足動物門汎甲類六脚亜門昆虫網」の総称です。現在約100万種が存在し、そのうち日本にいるのは3万種ほど。今でも毎年3000種くらいは新種の発見があるんだって!!昆虫というと、脚が6本あって身体が3つに分かれていて・・・とか言われていたけど、最近は分類体系が見直されていて、六脚類の中にも「昆虫」に含まれない物もあるそうです。

で、私は昆虫・虫が苦手なので、目を薄く開けながら、遠くの標本に探りを入れつつ、ヤバそうなのはスルーして、会場を何周もじっくり見てきました。

ちっちゃい子どもたちが親と来ていて、特に印象的だったのは小学校低学年くらいの女の子が、めっちゃ楽しそうに昆虫の話をしながらお父さんと見ていました。お父さんも「娘に付き合って来た」という感じでは全然なくて、お父さんも楽しんでいたんですよ~~。そういうのって、いいなあ~と思います。

さて、最初に気になったのは、ブータンで見つかったという「ブータンシボリアゲハ」。80年もの間、再発見されていなくて、世界最大の幻の大蝶なんですって。その再発見に日本の研究者が関わってたのと事で、会場にはそのプロジェクトのVTDが流されていました。

本来ブータンシボリアゲハは、原生林の奥地に生息しているとのことで、その環境が維持し続けられたら良いな、と思います。

そしてそのパネルを眺めていると、「イランアゲハ属」「シリアアゲハ属」の文字が!!中東にもアゲハがいるの!?と思ったけど、パネルには詳細が書いておらず。ネットで検索してみたけど、蝶の画像を見るのが怖くて恐る恐るなので、まともに調べられません~(涙)イランアゲハは日本にも生息していることが分かったけど、ここでThe END。これ以上は無理。←イランアゲハの画像を間違えてMAXにしちゃって、気が遠のいたわ・・・・(=_=)

外来昆虫が日本で増加しつつあって、在来種と交雑するとどうなるか?繁殖干渉や遺伝的攪乱の可能性があるとのこと。今年話題になったヒアリもそうだけど、世界中でこれだけ人や物の出入りが激しくなるとそれをコントロールするのは難しい。でもせめて、自分で飼っている生き物を勝手に放たない、とか、条約に違反する生き物は購入しないとか、最低限のマナーは守らなきゃと思うわね。

で、そうそう、ヒアリ。
隅っこの方に展示されていました。でも、ちっこすぎて、見つけるのに時間がかかりましたよ。

昆虫の多様性を見ていると、人間の多様性について考えちゃいます。昆虫は100万種いる中、自然界の中でその多様性を協調しあって生きているわけで。哺乳類なんて世界に4500種しかいなくて、しかもヒトは1種でしょ。異なる民族や宗教を排除するんじゃなくて上手く協調しあわないとね。そんなことを思います。

うぎゃっ!!!ナナフシ、でかっ(゜Д゜)!!

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