2005年の乳癌検診

先日、乳癌検診に行ってきました。
私は30歳を過ぎてから毎年受けています。
私の母親、祖母を含めて親類親戚には乳癌の既往がある人はいません。
にも関わらず、検診をしようと思ったきっかけは、
3年ほど前に知り合いになった女性でした。
彼女は帰国子女で、流暢な英語を話し、頭の回転が速く、
求められた仕事をきっちりこなす人でした。
それだけでなくとてもキレイな人で、
同じ年の同性として、とても魅力を感じる女性でした。
(過去形で書いていますが、彼女は健在です)

そんな彼女は、25歳のときに良性の腫瘍が乳房に見つかり
腫瘍を切除したとのこと。
「えっ!?25なのに?」と、
かなりビックリしたことを覚えています。
それまでの私は、
「乳癌なんて40過ぎてなるもの。しかも、血縁者に乳癌の
既往のある人がいない私はなりにくい。」なんて、勝手な解釈を
していたのです。

去年の11月に検診を受けたとき、左乳房のエコーを見ていた先生が、
「う~~ん」と唸りながら、じっくりエコーを凝視していました。
しかし結局は、「問題なし」とのこと。
今思えば、あの時から兆候はあったのだと思います。

今年はそのドクターから「去年にはなかったものが、左の乳房にあります。
大きさは5ミリ。癌の可能性もあります。生検(組織検査)をしましょう。」
と。
生検の80%が良性と言われており、もし悪性でも早期発見の場合、
95%の確立で治ります。
しかし私が気にしてることは、癌かどうか、ということではありません。
例え良性でも、腫瘍ができるということは、
それだけ乳癌になりやすい、ということです。
そのことが、私の心に重くのしかかっていますが、
今後、今以上に自分の健康に気を使うようになるでしょうし、
自分だけでなく、家族や友人の健康も考えるようになるでしょう。
それは私にとってプラスなことです。

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実は、今回検診を受ける前の問診時、
先生に、「まだ30代だから、毎年受診しなくてもいいですよ。
その代わり、毎月自己検診はしてね。」
と言われていたのです。
その15分後には、腫瘍を発見するのですから面白いものです。
しかも、マンモグラフィーでは発見できなかったものが、
エコーで見つかったのです。

誰に何を言われようと、自分が検診を決めたなら
受けるべきだと思いました。

乳房や卵巣の良性腫瘍は、放置しておくと悪性に変わると
言われています。
私が検診に関心を示さず、受けていなかったら、
この5ミリの良性腫瘍は、数年後に悪性として
発見されていたかもしれません。

適切な検診は、受けて損はないと思います。
いや、それどころか、受けるべきだと思います。

私が乳癌検診を受けている、
南青山ブレストピアクリニックのサイトを是非ご覧下さい。
乳癌検診は、マンモグラフィーとエコーで¥26250です。
私が受けた生検は、¥84000です。
どちらも保険が効きません。

以下も参考にどうぞ。
ピンクリボン運動

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4 件のコメント

  • 乳がん検診は、ぜひ保険適用になるように国を動かしたいですね。
    早期発見で治る病気。
    働き盛りの女性を失うことは、社会全体の損失につながると思う。

  • >たきぽんさま
    コメントありがとうございます!
    たきぽんさんって、 どなたかと思いきや・・・
    びっくりしました(笑)!
    先日ニュースでやってましたが、
    年金未納者は、健康保険を適用外にするという罰則を行使する
    案があるとのこと。
    貧乏人は病気を治せない社会になってしまうのでしょうか。
    恐ろしいです。

  • 女性として、気にせずにはいられない問題ですよね。
    エントリーの題材も気になるけれど、
    私にとっては、上のコメントの
    >貧乏人は病気を治せない社会になってしまうのでしょうか。
    この一言に、切実なせつなさを感じました。。。
    今年は、イスラエル行きを実現させましょう!

  • >みかさん
    コメントありがとうございます!
    全ての日本人が平等に医療を受ける社会を
    存続させるには、
    国民一人一人の責任によると思います。
    政治に興味を持ち、
    時には声を出さなければと思います。